若手アカデミー
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2000年にドイツで若手アカデミー (ドイツ)(ドイツ語版)が発足しており、日本学術会議でも2009年6月に「若手アカデミー委員会」が活動を開始する。さらに翌2010年には実働部隊として「若手アカデミー活動検討分科会」も設置され、同年に開催されたグローバル・ヤング・アカデミー(英語版)(GYA)に代表を送り込む。なお、GYAは2019年時点で83の国から200名の若手研究者が集まって構成され、5年任期で約40名が毎年改選される。日本は設立時には4名の会員を送り込み、その後も執行委員会委員や個別活動のリーダーを排出した。 東日本大震災後の2011年3月下旬に開催された第1回GYA総会では、駒井章治が「被災若手科学者支援プロジェクト」を提案した。同年、若手アカデミー委員会は各学協会に連携を呼びかけ、2014年4月の時点で85団体が参加している。第23期には常設の組織として「若手アカデミー」(Young Academy of Japan、略称YAJ)が設置され、「若手科学者ネットワーク分科会」や「若手による学術の未来検討分科会」「国際分科会」などが活動している。 2016年には第1回若手科学者サミットを開催。若手アカデミー世界大会にも代表を送り込み、2013年から始まったアジア若手科学者会議は日本が主催している。2019年には日本学術会議の若手アカデミーから2名がGサイエンス学術会議の会合に参加。科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)にも代表者が出席し、世界科学フォーラム(英語版)や筑波会議では独自のセッションを企画している。 日本学術会議の委員会では45歳以下を若手としているが、関連各学協会の若手研究者組織では年齢基準はまちまちで、50歳代の幹事がいる場合もある。他の国ではシニアのアカデミーと若手アカデミーが独立した組織になっていたり、シニアと若手で構成員の条件が違っており、多くの国では40歳以下を若手としている。また、ドイツの若手アカデミーでは選出時点で学位取得後7年以内という条件がある。
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若手アカデミー
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「オランダ王立芸術科学アカデミー」の記事における「若手アカデミー」の解説
De Jonge Akademie(若手アカデミー)は若い研究者の組織であり、2005年にKNAWの一部として創設された。毎年10人のメンバーが選ばれ、任期は5年とされている。25歳から45歳までの科学者が選考対象で、それまでの業績によって選ばれる。ドイツの Junge Akademie をモデルとしており、その後それらの仕組みをモデルとして Global Young Academy が生まれた。
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