若手の台頭、強豪チームへ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 23:54 UTC 版)
「ヒューストン・アストロズ」の記事における「若手の台頭、強豪チームへ」の解説
2014年は、開幕前にFAのスコット・フェルドマン、チャド・クオルズ、トレードでデクスター・ファウラーを獲得した。若手の台頭が顕著で、4月16日には3年前のドラフト1巡目指名のジョージ・スプリンガーがデビューした。アルトゥーベは打率.341 盗塁56個 安打数225で首位打者、盗塁王、最多安打の3つのタイトルを獲得した。ダラス・カイケルが初めて200イニングに到達し、メジャー3年目のコリン・マクヒューもブレイクした。最終的には70勝92敗で地区4位になり、4年ぶりに地区最下位を免れた。MLBの専門家の中には、「2017年にアストロズはプレーオフに行くことができる」と評している者もいた。オフにはアルトゥーベ、カーター、ファウラーが「日米野球2014」のMLB選抜に選出され、訪日している。 2015年はシーズン開幕前に積極的な補強を行い、抑えのルーク・グレガーソン、セットアッパーのパット・ネシェック、長打力のあるハンク・コンガー、コルビー・ラスムス、エバン・ガティス、ルイス・バルブエナ、ジェド・ラウリーなど新たに10人を獲得した。4月から5月にかけて10連勝を記録し、予想を覆し首位を走っていた。しかし、大型連敗をする時期もあり、安定しているとは言えないが、6月に2012年のMLBドラフト全体1位のコレアがメジャーに昇格し、目覚ましい活躍をしており、先発投手のランス・マッカラーズもデビューしてまずまずの成績を残した。7月にはアスレチックスからスコット・カズミアー、ブルワーズからマイク・ファイヤーズをトレードで獲得し、コマ不足と言われていた先発投手の補強に成功した。カルロス・ゴメスもトレードで獲得した。9月には、レンジャーズと激しい首位争いを繰り広げるも、終盤に入ってからレンジャーズが追い上げる一方でチームは徐々に失速し、レンジャーズに首位を明け渡してしまう。そして最終戦に持ち込みながらもレンジャーズに西部地区優勝を攫われ、ワイルドカード2位で滑り込み、当時はナショナルリーグだった2005年以来10年ぶりのポストシーズン進出を果たした。ニューヨークで行われた東部地区に所属するヤンキースとのワイルドカードゲーム(英語版)で田中将大をラスムスとゴメスの2発で沈ませ、10年ぶりのディビジョンシリーズ進出を果たした。続くALDS(英語版)ではカンザスシティ・ロイヤルズと対決。ALCSまであとアウト6個の場面から、痛恨のエラーもあり逆転され2勝3敗で敗退した。
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