苗代茱萸

デジタル大辞泉

なわしろ‐ぐみ〔なはしろ‐〕【苗代茱^＝萸】

読み方：なわしろぐみ

グミ科の常緑低木。暖地の山野に自生。枝はとげ状になり、葉は長楕円形で縁が波うつ。秋、白い花が垂れて咲き、実は翌年の田植えのころに赤く熟し、食用となる。はるぐみ。《季 夏 花＝春》「小女の—に口染る／青々」

薬用植物一覧

ナワシログミ

科名： グミ科 別名： - 生薬名： コタイシ（胡頽子） 漢字表記： 苗代茱萸 原産： 台湾 用途： 乾燥や潮風によく耐える常緑低木。苗代を作る頃に果実が熟すので、この名があります。民間では果実を乾燥煎じ、下痢止め・咳止めなどに用います。 学名： Elaeagnus pungeus Thunb.

植物図鑑

なわしろぐみ (苗代茱萸)

●わが国の本州、中部地方以西から四国、九州それに朝鮮半島や中国に分布しています。山地に生え、高さは２～３メートルほどになります。小枝が棘に変形します。葉は皮質の長楕円形で、縁が波打ち互生します。１０月ごろ、葉腋に淡い黄白色の花を咲かせます。花弁のように見えるのは萼片です。果実は翌年の４月から５月ごろ、ちょうど苗代をつくる時期に赤く熟します。材はねばり強く、道具の柄やいろりの自在かぎなどに使われます。
●グミ科グミ属の常緑低木で、学名は Elaeagnus pungens。英名は Spotted elaeagnus, Thorny elaeagnus。

グミのほかの用語一覧

グミ：	唐茱萸  夏茱萸  斑入り茱萸  秋茱萸  細茱萸  苗代茱萸  蔓茱萸

>>グミカテゴリの他の用語

植物名辞典

苗代茱萸

読み方：ナワシログミ（ｎａｗａｓｈｉｒｏｇｕｍｉ）

グミ科の常緑低木、園芸植物、薬用植物

学名 Elaeagnus pungens

季語・季題辞典

苗代茱萸

読み方：ナワシログミ（ｎａｗａｓｈｉｒｏｇｕｍｉ）

グミ科の常緑低木。苗しろの時期に実が熟し食用となる

季節 春

分類 植物