臨港線衰退から廃止へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 13:37 UTC 版)
「高島駅 (神奈川県)」の記事における「臨港線衰退から廃止へ」の解説
1982年(昭和57年)11月15日の国鉄ダイヤ改正で、当駅と表高島駅の間の支線は廃止となった。さらに国鉄貨物のコンテナ方式移行に伴うヤード集結輸送の終焉と時を同じくする形で横浜港関連の鉄道貨物輸送が順次廃止され、最後まで残された山下埠頭駅への輸送も1986年(昭和61年)11月1日の国鉄最後のダイヤ改正と同時に廃止となった。 詳細は「山下埠頭駅#歴史」および「1986年11月1日国鉄ダイヤ改正#貨物輸送」を参照 この日には横浜機関区も廃止となり、高島駅は高島信号場に格下げされた。この時点で高島信号場から分岐する支線はなくなり、鶴見方の複線と桜木町方の単線をつなぐ信号場としての役割のみになった。ただし書類上横浜港との間の旅客輸送が残った状態になっていたが、これも1987年(昭和62年)3月31日の国鉄最後の日に廃止手続きが取られた。一方でこの日高島駅として再開業し、翌4月1日から日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となった。しかし1995年(平成7年)2月27日、東高島 - 高島間が単線化され、これと同時に高島駅も廃止となった。 「横浜港駅#歴史」および「ボート・トレイン#横浜港駅」も参照 駅の廃止後はMM21計画にともなう再開発が進展し、駅の跡地は整地された。現存する高島線は駅跡地を西側に迂回するように付け替えられ、1997年(平成9年)11月24日に地下化され高島トンネルを経由して桜木町駅へ向かうようになっている。跡地付近は現在整備され、高島水際線公園となっている。 詳細は「高島水際線公園#概要」および「横浜みなとみらい21#50-67街区(新高島駅方面)」を参照
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