臨時列車時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:44 UTC 版)
165系・167系・169系 1997年3月に「こまちリレー」として運転が開始された当初は、1991年に波動輸送対応用として松本運転所・幕張電車区(現・幕張車両センター)から転入した三鷹電車区(現・三鷹車両センター)所属の165・169系急行形電車3両編成2組による6両編成が投入された。当時の編成を以下に示す。 ← 大宮 八王子 → クモハ165orクモハ169 モハ164orモハ168 クハ165orクハ169 クモハ165orクモハ169 モハ164orモハ168 クハ165orクハ169 上記車両が老朽化したことから、1998年から1999年にかけて代替として、松本運転所(→松本電車区→現・松本車両センター)と長野総合車両所(現・長野総合車両センター)から169系3両編成5本、上沼垂運転区(現・新潟車両センター)から165系3両編成1本が三鷹電車区(現・三鷹車両センター)に転入した。転入に際しては、専用塗色へ変更。 「新幹線リレー」・「むさしの」・「ホリデー快速日光」には、リクライニングシート交換編成と通常のボックス式クロスシート編成を組み合わせて運用することを基本とした。客室アコモデーションは向上したものの平日朝夕など通勤客が多く利用する列車では2扉車ゆえに乗降に時間がかかり、立客のデッキ集中などの問題も目立った。 165系三鷹色で運行の「新幹線リレー」(右) 167系で運行の「ホリデー快速むさしの」 169系湘南色で運行の「新幹線リレー」 115系 2002年に165・169系が「ホリデー快速」等すべての準定期運用から離脱することになり、豊田車両センター所属の115系近郊形電車で6両貫通編成(M40編成)が投入された。この編成は2000年に豊田から松本に転出後、再度松本から豊田へ戻ったものであり、基本的に「むさしの」と「ホリデー快速鎌倉」専従とされ、2010年の定期列車化まで使用された。以下に編成表を示す。 ← 大宮 府中本町・八王子 → クモハ115-318 モハ114-354 サハ115-319 モハ115-348 モハ114-374 クハ115-398 検査時などでM40編成が充当できない場合には、豊田車両センター所属の3両編成(M1 - 12編成)2本を連結した編成が用意されたが、長野総合車両センター所属の6両編成(C編成)が代走することもあった。 115系M40編成で運行の「むさしの号」 115系豊田車3両編成×2本での代走 115系長野車6両編成での代走 183系・189系 上記いずれの編成も充当できない場合には、長野総合車両センター所属の3両編成(N編成)を2組連結した編成が代走した他、長野総合車両センター所属の189系、首都圏(田町車両センター、大宮総合車両センターなど)配置の183系・189系といった特急形電車が投入されたことがあった。 183・189系代走時には、通勤・通学客が多く利用する平日の「むさしの1号」などでは乗客が乗り切れない懸念があるため、停車駅では使用日を明記するなどして他の列車を利用する旨の案内が行われていた。 189系M50編成での代走 189系N101編成での代走
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