臨時列車運転実績
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 11:34 UTC 版)
「東武8000系電車」の記事における「臨時列車運転実績」の解説
本系列は、これまで日光線快速「たびじ」や修学旅行列車に相当する「林間学校号」、東上線の越生線直通「越生梅林」号および「越生観梅」号などの臨時列車で使用されてきた。 他には、1986年(昭和61年)10月9日の野岩鉄道会津鬼怒川線開業直後より臨時列車に投入されたことが良く知られている。同線の開業直後の利用者は予想以上で、列車は激しく混雑した。当時、快速用の6050系は22編成44両(他に野岩鉄道所属の2編成〈61101F・61102F〉4両)しかなく、混雑緩和のために本系列を使用した臨時快速列車が会津高原(現・会津高原尾瀬口)まで運転された。運用されたのは4両編成で、2R車×2と4R車×1が交互で使用されていた。だが、一部編成には会津高原の表示がないので、種別表示器に快速または臨時を表示の上、行先表示器を白幕表示で運転されていた。また一部では行先標(サボ)が使用された。この頃は新塗装化が進んでおり、現行色編成とセイジクリーム色編成の混結もあった。訓練などの手間を省くため、修繕工事による前面変更編成は入線実績はない。 この臨時列車は長期間運転されたが、ロングシートでトイレも設置されていないため3時間以上の長距離運用には不向きで、乗客などからの評判は悪かったうえ、抑速ブレーキ無しで空気ブレーキのみでは山岳路線での降坂運転が難しいことから、乗務員からも敬遠された。 その後、1988年(昭和63年)に6050系完全新造車7編成14両(および野岩鉄道所属の1編成〈61103F〉2両)が増備され、本系列の野岩鉄道乗り入れは終了した。
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