会津高原とは? わかりやすく解説

会津高原

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/05 06:55 UTC 版)

地図

会津高原(あいづこうげん)は、福島県会津地方高原に対する呼称。昭和初期ごろには猪苗代湖周辺を指すこともあったが[1]、1980年代に会津高原たかつえスキー場の開発が行われて以降は、南会津郡の観光開発における地域名として使用されることが多い。本稿では、後者の用法について記す。

概要

越後三山只見国定公園尾瀬国立公園奥羽山脈に囲まれている観光地。阿賀川阿賀野川)とその支流で尾瀬を水源とする只見川、および伊南川が深い谷を刻み、多くのダムが建設され日本有数の水力発電による電源地帯にもなっている。

元は、北の会津若松市から伸びる会津線の終着駅・会津滝ノ原駅があるのみで、首都圏からのアクセス手段は非常に乏しかった。しかし1986年野岩鉄道会津鬼怒川線が開業し、東京・浅草駅東武鉄道)からの新たなルートが開かれた際、首都圏の観光客やスキー・スノーボード客を呼び込むために、会津線と野岩鉄道の接続駅を会津滝ノ原駅から会津高原駅と改称した。2006年には会津高原尾瀬口駅と改称されている。東武鉄道が2002年まで資本参加していた会津高原・たかつえスキーリゾート&ホテルズまでは同駅より車で30分の距離である。また、尾瀬への福島県側入り口の沼山峠までは、バスで2時間である。なお、東武鉄道は浅草より当駅まで冬季はスキー&スノーボード客用、夏季は尾瀬ハイキング客用の私鉄では唯一の夜行列車を走らせている。宿泊村としてスキー場すぐ近くに会津高原チロリアンビレッジ村がある。

逆にそのルートから遠い只見川流域では現在、奥会津と称し、「スローライフの旅」を前面に出している傾向にある。

周辺の観光ポイント

交通

脚注

  1. ^ 『尋常小学修正地理書解説 尋5』明治図書、1931年。doi:10.11501/1279763 

関連項目

外部リンク

座標: 北緯37度6分42.74秒 東経139度36分47.77秒





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