会津高原南郷スキー場とは? わかりやすく解説

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会津高原南郷スキー場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/05 01:52 UTC 版)

会津高原南郷スキー場
夏の山頂より伊南川を望む
所在地 〒967-0631
福島県南会津町界字湯の入293
座標 北緯37度15分35秒 東経139度33分30秒 / 北緯37.25972度 東経139.55833度 / 37.25972; 139.55833座標: 北緯37度15分35秒 東経139度33分30秒 / 北緯37.25972度 東経139.55833度 / 37.25972; 139.55833
造設地形 伝上山
コース数 11本
索道数 3本
公式サイト nango-ski.com
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会津高原南郷スキー場(あいづこうげんなんごうスキーじょう)は、福島県南会津郡南会津町にある町営のスキー場である。正式名称は南会津町会津高原南郷スキー場[1]指定管理者制度に基づき、町が出資する第三セクターの「みなみやま観光株式会社」が管理・運営している。

概要

スキー場という名称だが、過半数がスノーボード客である[2]。スノーボード黎明期から、スノーボードの受け入れに積極的で、ハーフパイプやキッカーなどの設備がある。ハーフパイプのオープンは日本国内でもトップクラスの早さがある。2022年北京オリンピック金メダリストの平野歩夢も小学生時代に練習に通っていた[3]

ゲレンデ数11、リフト3本の設備である。決して大規模なスキー場ではないが、アクセスの悪さをものともせず腕自慢のスノーボーダーが集まる。近隣の会津高原高畑スキー場がスキーをメインとするのと対照的である。山頂からは伊南川の雄大な流れを見下ろせる。

スキー場スタッフの大半が南郷地域の特産物である南郷トマトの生産にかかわっており、レストランでは南郷トマトを使ったオリジナルメニューが提供される[2]

沿革

南郷村浦和市との姉妹提携をきっかけに、1976年(昭和51年)12月オープン[4][5]。初年度は第1〜第3リフトが運転開始し、その後の拡張整備により1985年度末には敷地65 ha、ゲレンデ31 ha、リフト5基、ロープトウ2基、ロッジ1棟、カレーハウス1棟、第1ハウス1棟の構成となった[5]。2004年度の入込客数は約76,000人[6]

2013年7月より株式会社マックアースリゾート福島が指定管理を受託した[7]。2019年4月、マックアースが指定管理撤退を申し入れたため、8月からまた株式会社みなみあいづ(旧みなみやま観光株式会社)の指定管理となった。

オープン時期

例年、12月の後半から、翌3月の最終週末まで滑走可能。 ハーフパイプ、パークもこの期間ほぼオープンしている。

周辺

徒歩圏内にさかい温泉会津高原星の郷ホテルや、浦和市が設置した片貝温泉ホテル南郷がある。他にも南郷地域には民宿が複数ある[8][9]

交通アクセス

東北道西那須野塩原ICから国道400号121号289号で約78キロメートル。

最寄駅は会津鉄道会津田島駅であり、浅草方面からの東武鉄道野岩鉄道の特急、急行も乗り入れるが、同駅からのバスはシーズンにより運行されないので注意が必要。会津田島駅からの近接の路線としては会津バス内川線(42系統)を利用して山口営業所で下車し、そこから5kmほど歩く必要がある。本数も少ないこともあり特に冬季は現実的でない。

新潟県関越道魚沼ICからの国道252号経由の経路は、途中の六十里越が冬季通行止めになるので利用できない。

「バスも無い」「電車も無い」「高速道路も超遠い」という自虐が行われていたこともある[2]

関連項目

脚注

  1. ^ 南会津町会津高原スキー場条例
  2. ^ a b c 平野歩夢選手が技を磨いた南会津のスキー場特集!(後編)”. 越後南会津八十里越プロモーション事務局. 2025年7月2日閲覧。
  3. ^ “歩夢が小学生時代通った“ハーフパイプの聖地”南会津町に勇気、コロナで客減るも「負けたくない」”. スポニチアネックス. (2022年2月12日). オリジナルの2022年2月15日時点におけるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20220215055408/https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/02/12/kiji/20220212s00042000121000c.html 2022年2月15日閲覧。 {{cite news}}: CS1メンテナンス: 先頭の0を省略したymd形式の日付 (カテゴリ)
  4. ^ 『全国スキー場総覧 1991』学習研究社レジャースポーツ出版局、24-25頁。doi:10.11501/13159117 
  5. ^ a b 「第6編第2章第3節 村の事業」『南郷村史 第1巻(通史)』南郷村、1987年9月。doi:10.11501/9644185 
  6. ^ 南会津観光公社誕生でまちが変わる?」『広報みなみあいづ』第17巻、南会津町、2007年8月、2-8頁。 
  7. ^ 伊南と南郷の観光施設 指定管理者が決定しました」『広報みなみあいづ』第85巻、南会津町、2013年4月、4頁。 
  8. ^ 南郷地域宿泊ナビ”. 南郷観光センター. 2025年7月5日閲覧。
  9. ^ 南会津町宿泊施設ガイド”. 南会津町. 2025年7月5日閲覧。

外部リンク




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