臨床シミュレーション研修としての基本設計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/31 01:22 UTC 版)
「ISLS」の記事における「臨床シミュレーション研修としての基本設計」の解説
GIO 神経蘇生の初期診療を標準化し、決定的な治療へ効果的につなぐ。 SBOs意識のレベルを的確に判断する(JCS、ECS、GCSなど様々な判定スケールを用いる) 急性神経障害の重症度を客観的指標で判断する(NIHSS、CPSSなど様々な判定スケールを用いる) 急性期の全身管理を理解する(ロールプレイや高機能シミュレータを用いる) 急性期の代表的な症例の病院前・病院内でのチーム・ダイナミクスを理解する 受講に先立ち、ICLSやACLSなどの医療関連専門職向けの心肺蘇生コースを受講することが望ましい。 受講対象は、ERでの神経蘇生に関わる可能性のある救急隊員(救急救命士を含む)、医師、看護師などで、神経蘇生急性期の診療プロセスを円滑かつ可能な限り短時間で進めることを目標とする。またERに準ずる環境として病院内での神経蘇生への初期対応、脳卒中患者への対応も包括しており、前述の職種以外に、薬剤師、理学療法士、作業療法士、医療系の学生(医学生、看護学生、薬学生など)の受講も可能である。 ISLSコースがほぼ全国に広まりつつあり、今後、コース並びに受講生などの膨大な増加が予測されることより、2009年4月より「ISLSコース質の向上委員会」が組織され、原則として指導スタッフはワークショップの受講が必須となるなどコースの質の向上を進める動きが活発化している。また受講者登録やファシリテーション等のスタッフ登録などの事務作業は一般社団法人日本災害医療教育研修協会日本臨床シミュレーション機構ISLS事業部が担当している。
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