肉眼診断のプロセスとは? わかりやすく解説

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肉眼診断のプロセス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/16 05:17 UTC 版)

肉眼診断」の記事における「肉眼診断のプロセス」の解説

患者情報術前診断との照合 患者I.D.提出され検体照合し検査依頼内容確認する固定前検査 血液体液などを洗い流し管腔臓器であれは長軸切開固形臓器であれば一定方向スライスして病変部が観察可能な状態に展開するその後写真撮影行い必要に応じて遺伝子診断などに必要な組織採取し保存する消化管腫瘍切除材料では固定前にリンパ節採取する消化管では変形を防ぐために伸展板などに臓器貼り付けホルマリン固定液に浸漬する固定検査 改めナイフ病変部に割を入れ病変局在進展範囲観察し再度写真撮影行った後、組織学的検査のための組織片を切り出す切出し時に病変観察し肉眼所見記載され肉眼診断が行われる。病変正しく把握して適切な部位切り出すことが必要である。たとえば病変部が切りだされない場合は、作成され病理標本見て病変部について言及することはできず、正し診断結果を得ることができないからである。 臓器切り出し方に一定のルールはなく、病理医経験依存する部分が多い。代表的な外科病理テキストには標準的な切り出し方法紹介されている。また腫瘍性病変については、癌取扱い規約沿った臓器検索法が推奨されている。 病理診断書への記録 病変局在部位大きさ肉眼所見記録しスケッチまたは写真撮影が行われる。切りだされた組織片についてガラス標本作製され病理医ガラス標本顕微鏡観察し病理診断書が作製される

※この「肉眼診断のプロセス」の解説は、「肉眼診断」の解説の一部です。
「肉眼診断のプロセス」を含む「肉眼診断」の記事については、「肉眼診断」の概要を参照ください。

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