聖王グループ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 09:13 UTC 版)
日本の大手商社。文字通り「揺り籠からミサイルまで」手広く取り扱う。 六甲寺 司(ろっこうじ つかさ) 聖王グループ海外事業部総支配人。本作のもう一人のキーマンともいえる存在。聖王グループのコマーシャル活動の一環としてラリーチームを立ち上げ、ドライバーとしてゲンを抜擢、サファリラリーに参戦するが、その際に、ポリニャック流通グループと結んだ契約が、聖王ヨーロッパ事業部を通さなかったことや短期的には聖王の損失につながることから、聖王本社内の一部でスタンドプレイと捉えられて、その責を問われてラリーチームはサファリ終了後に解散、自身も謹慎処分を受けてしまう。その後はヨーロッパを回っており、スウェーデンでゲンたちと再会した。ゲンたちと別れている間にも社内政治闘争で巧みに立ち回り、ラリー終了の直前に社長就任が決定し帰国する。 インテリ風な見た目に反してボクシングを嗜む。オリンピック出場経験があり、バンタム級の銀メダリスト。グループ前会長の息子という立場だが、他の重役との折り合いが悪い面もあって出世が阻まれていた。現会長とも家族ぐるみの付き合いだが、会長は病気がちで高校生の娘が重役会議に出席する状態となっている。 宇津木常務(うつぎじょうむ) 聖王グループ常務取締役。自身が社内での実権を握ることを考えており、その障害となりうる六甲寺のラリーチームプロジェクトを快く思っていない。 六甲寺が独断でポリニャック流通グループと結んだ契約で、自身の配下の海外事業部が損失を受けることから、契約の問題点(聖王にとっての将来的な損失)を指摘し、六甲寺を謹慎処分に追い込んだ。ただし、この問題点は六甲寺に言わせれば数字のマジックであり、EU統合後まで見据え、聖王が成長を続けていた場合は逆に利益になっていた。 安田 妙子(やすだ たえこ) 聖王グループ本社秘書課長。28歳。(途中で1つ歳を取り29歳。司とのベッドシーンでの台詞より)六甲寺とは7年越しの付き合いであり、内縁の妻とも言える存在。普段ヨーロッパにいて本社に不在がちな六甲寺を、本社から陰でサポートする。名前も含めて新谷の代表作『エリア88』からのスター・システムによる登場キャラである。 新藤 雪(しんどう ゆき) 聖王グループ本社第1秘書課勤務で、安田の直属の部下。だが、安田とは旧知の間柄らしく、互いに『妙子』『おユキ』と呼び合っている。六甲寺の臨時秘書としてヨーロッパに渡り、スウェディッシュラリーに参加していたミサワ・チームをバックアップする。本人が「性格は悪いが男を見る目はある女」と公言するとおり、妙子の存在があるにもかかわらず、六甲寺に対して積極的なアプローチを仕掛けようとした。 実はゲンとは腹違いの姉弟であり、口は悪いが弟の事を気に掛けている。
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