群馬県舞台一号墳出土品
主名称: | 群馬県舞台一号墳出土品 |
指定番号: | 489 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1994.06.28(平成6.06.28) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 考古資料 |
ト書: | |
員数: | 一括 |
時代区分: | 古墳 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 本件は、古墳から出土した石製・鉄製の模造品と土師器および埴輪の一括である。舞台一号墳は、群馬県前橋市荒子町舞台に所在し、平成二年度の圃場整備に先立つ発掘調査で、全長四二メートル、円丘部の径三四メートル、円丘部の南西に長さ八メートルの台状の突出部をもつ、五世紀中葉から後半の帆立貝形古墳であることが明らかにされた。 指定品の中心をなす石製・鉄製の模造品は、突出部の中央やや左寄りに設けられた埋納坑から、それぞれ箱状の容器に納められていたことを推測させるような状態で、供献用の土師器類はここから約一・五メートル離れた位置で、一括して出土した。 石製模造品は、勾玉一箇、下駄一対、鏃五本、斧九箇、刀子【とうす】六十七口、鎌二箇、有孔円板【ゆうこうえんばん】十五箇と、二百二箇の臼玉、鉄製模造品は、斧残欠二箇、釶【やりがんな】残欠三本、刀子残欠四口、鎌残欠一箇から構成される。石製模造品は、すべて滑石製で、懸垂用と考えられる小孔がある。土師器には、壺二箇、甕二箇、高坏【たかつき】十三箇、〓【はそう】一箇があるがなかでも高坏は、坏内面に手づくねの供物をのせる。 本遺品は、石製・鉄製模造品の質量も豊富で、類例の少ない下駄や鏃、供物を表現した高坏など、貴重な遺物を多く含む。帆立貝形古墳突出部における墓前祭祀のあり方に、新しい知見を提供するものとして貴重である。 |
考古資料: | 美濃国稲葉郡山田寺塔心礎納置銅壺 群馬県平井一号墳出土品 群馬県綿貫観音山古墳出土品 群馬県舞台一号墳出土品 群馬県茅野遺跡出土品 群馬県蟹沢古墳出土品 羽黒山御手洗池出土銅鏡 |
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