編集歴
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1981年、牧羊社入社後、リクルート出版、東京四季出版、福武書店、本阿弥書店を転々とする。その間、月刊俳句総合誌「俳句とエッセイ」編集担当(牧羊社)、単行本『大学の原点』(前川和彦著)編集(リクルート出版)、単行本『ザッツ、スーパー・エキセントリック・シアター』編集責任(東京四季出版)、『定本正宗白鳥全集』資料収集・筆記担当(福武書店)、「歌壇」編集長(本阿弥書店)などを歴任。編集者としての基礎を固める。1989年、邑書林に共同参画の形で入社、取締役編集長を経て、2014年より代表取締役編集長(2015年より取締役一人体制となったのに伴い、取締役編集長)。 『加藤楸邨初期評論集成』(全五巻)、『波多野爽波全集』(全三巻)、『松瀬靑々全句集』(全二巻別巻一)などのほか、「邑書林句集文庫」「セレクション俳人」などの廉価版句集の普及にも傾注する。2009年、2010年に立て続けに刊行した『新撰21』『超新撰21』(共に筑紫磐井・対馬康子・高山れおな編)は、21世紀の俳句の動向を占い探るものとして話題を集めた。また、関悦史句集『六十億本の回転する曲つた棒』、御中虫句集『関揺れる』、北大路翼句集『天使の涎』、堀田季何詩歌集『人類の午後』など、時宜を得た若手の発掘にも定評がある。また、茨木和生『季語を生きる』、高山れおな『切字と切れ』など評論集、エッセイ集が邑書林から多く刊行されている姿も、牙城の編集態度を示すものと言えよう。
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