経営権紛争とは? わかりやすく解説

経営権紛争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 03:08 UTC 版)

ロッテホールディングス」の記事における「経営権紛争」の解説

2014年12月から2015年1月にかけて、長男重光宏之ロッテホールディングスを含む各社役員解任された。これに対し重光宏之父親重光武雄次男重光昭夫解任したが、取締役会はこれを無効とした。2015年8月17日開催され臨時株主総会で、重光昭夫中心とする現経営陣による経営継続し新たに社外取締役選任することを決定した。この臨時株主総会重光宏之株主として参加したが、重光武雄欠席した。 この経営権紛争の報道きっかけとして、韓国内不買運動発生した2016年にはいわゆる崔順実ゲート事件呼ばれる裏金疑惑浮上し韓国検察庁捜査始めたが、2016年8月同社李仁副会長自殺し捜査難航2018年2月13日韓国ソウル地方裁判所が、重光昭夫ホールディングス代表取締役副会長韓国ロッテグループ会長対し贈賄の罪で懲役2年6カ月判決下し、既に前年12月横領罪執行猶予付き有罪判決受けていたため即日収監されたことを受け、同月21日付で重光昭夫副会長代表権返上同日以降代表取締役は佃社長のみとなった2019年2月20日ロッテホールディングス取締役会決議で再び代表権取得代表取締役佃孝之社長との2人体制になる。 2020年3月2017年重光武雄2020年1月死去)が退任して以降空席となっていた会長職に重光昭夫4月1日付で就任することが明らかになった。これにより、前述お家騒動終止符を打つと共に日韓両国経営権掌握することになった。 なお武雄意思決定能力問題のなかった2000年3月直筆遺言状作成しており、武雄死後東京事務所にある金庫から発見された。2020年6月11日裁判所において、法定相続人資格がある4人の子供の代理人立ち会う中で開封され、そこでは自らの後継者昭夫定め長男の宏之についてはロッテホールディングス韓国ロッテなどの実務人事からは排除するよう求めたほか、他の家族についても経営には関与しないことを求めていた。この内容は同年6月24日昭夫よりロッテグループ日韓役員伝えられ公表された。

※この「経営権紛争」の解説は、「ロッテホールディングス」の解説の一部です。
「経営権紛争」を含む「ロッテホールディングス」の記事については、「ロッテホールディングス」の概要を参照ください。

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