紙面構成等
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/07 14:23 UTC 版)
関係者向けの論文や装備品の技術的解説が特徴だった『防衛アンテナ』に比べ、「日本の防衛を考える情報誌」とのキャッチフレーズでカラー写真やイラストを多用するなど、一般国民向けの誌面づくりとし、「読まれる広報誌」を目指した。 自衛隊の重要問題を紹介する「特集(TOPICS)」、部隊紹介の「自衛隊ルポ」を中心として装備品紹介や専門家によるコラム、著名人へのインタビューなど70ページ弱で構成されていた。なお、現職の自衛官・防衛庁職員が制度の解説やインタビューに応じる形で毎号多数登場するが、ここで述べた意見は個人な見解であるという旨の注意書きがあった。 創刊当時は自衛隊でもパイロットなどに女性自衛官(婦人自衛官)が進出したり、防衛大学校が女子学生の受け入れを開始したりするなど話題となっていたため、本誌担当広報課長の提案で「防衛庁OL百人委員会」が立ち上げられ、女性向けのページも設けられた。内容は労働意識、セクハラ、人事処遇などへも言及したものである。 初期には阪神・淡路大震災でのマスコミ報道への反論記事や一般的な自衛隊報道への反論など、冷戦期の日陰者扱いの尾を引きずる形で自衛隊について正確な報道をしないと感じられていたため、マスコミ批判の紙面が見られたが、後期には部隊紹介や時々のトピックをわかりやすく淡々と伝える内容となっていた。過去にAV女優や声優などを登場させたこともある。 自衛隊の各部隊や都道府県立図書館、大学図書館等に配布されていたほか、個人でも防衛弘済会へ申し込むことで購入することが出来た。 創刊当初は2万部の発行部数を計画していた。 本誌も原稿を自衛官に依頼する場合があり、5000円以上の自衛官への謝礼については倫理法第六条に基づき、自衛隊員倫理審査会議事録で当該自衛官の提出した「贈与等報告書」を審査する際言及されている。
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