紙風車劇団の公演中止騒動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 03:13 UTC 版)
2019年8月5日、台湾で児童劇の無料公演を行う紙風車劇団(中国語版)が「台中市から劇団の政治色について質疑を受け、区役所の協力が得られず、学校が提供する会場の使用許可も下りなかった」として、同月に台中市内の小学校で予定していた公演をすべて中止にすることを発表した。これについて立法委員の洪慈庸は市長選の約2週間前に市内小学校で行われた同劇団の公演告知ポスターに協賛者として盧秀燕(当時は立法委員)の名前が記載されていたことを指摘し、市の対応を疑問視した。6日、盧秀燕は「市のサービスに至らない部分があった」と謝罪し、紙風車側も謝罪を受け入れたが、「心の傷を癒やしたい」として予定通り同月の台中市公演を見送ることを決めた。 なお、公演中止の発表後、インターネット上では「紙風車は子供を利用して政治を操作しようとしている」という見出しのデマが流れ始めた。デマの内容は、今回の公演告知ポスターに政治人物の名前が主催者や協賛者として記載されていたことを示唆し、これが学校設備使用の規則に反するとした市の対応は妥当であり、紙風車はこれを巧みに利用して政治問題化しようとしていると主張するもので、国民党の地方支部のFacebook上にも投稿されていた。市の教育局はポスターに政治人物の名前は無く、政治中立の原則に適合したものだったと説明している。
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