米市とは? わかりやすく解説

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こめ‐いち【米市】

読み方:こめいち

江戸時代、米の売買取引が行われた市場


よねいち【米市】

読み方:よねいち

狂言。男が米俵小袖着せて背負って行くと、若者たちとがめられ、「俵藤太お娘御、米市御寮人里帰り」と答えるが見破られる


米市

読み方:コメイチ(komeichi)

室町時代末期以降大量米穀専門取引市場

別名 米市場


米市

読み方:ヨネイチ(yoneichi)

分野 狂言

年代 成立年未詳

作者 作者未詳


米市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/09 03:49 UTC 版)

淀屋」の記事における「米市」の解説

江戸時代、米は経済中心的な存在であった年貢として納められた米は藩の蔵屋敷蓄えられ米問屋を介して現金化された。米は諸藩財政根幹をなし、米価安定経済安定としても重要であった。しかし米の価格仲買人によって無秩序に決められ価格は米の質や量などを正しく反映したものではなかった。そこで淀屋は、米の質・量価格混乱収めるため、全国米相場基準となる米市の設立幕府願い出て認められる事となった。 淀屋自身が拓いた中之島に米市を開き、また中之島に渡るため淀屋橋自費土佐堀川けた。米市に集まる米を貯蔵するため、諸藩米商人の米を貯蔵する蔵屋敷中之島には135棟も立ち並んでいた。また1620年代全国の米の収穫は約2700万石有り自家消費年貢消費される分を除く約500万石市場取引きされていた。その4割の約200万石大坂取引きされていたと言われている。 米市の取引き場所を取る米を直接扱わず、米の売買成立した証拠として手形受け渡し手形受け取った者は手形と米を交換するという事が行われていた。それが次第現物取引でなく、手形売買発展するになった米切手の項も参照のこと)。この淀屋の米市で行われた帳合米取引世界先物取引起源とされている。淀屋の米市は二代目の言當、三代目の箇斎、四代目の重當の時代莫大な富を淀屋もたらした井原西鶴は「日本永代蔵」の中で淀屋繁栄ぶりを記している。 その後の米市は、元禄10年1697年)に対岸開拓され堂島新地現在の堂島浜一丁目)に設立され堂島米市場移された。堂島米市場では現物米を扱う正米取引のみが行われ、現物米と交換するための米切手売買する事は禁じられていた。享保初年1716年)頃より始められ帳合米取引が、享保15年1730年8月13日幕府より公許され世界初公設先物取引市場堂島米相場会所となった

※この「米市」の解説は、「淀屋」の解説の一部です。
「米市」を含む「淀屋」の記事については、「淀屋」の概要を参照ください。

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