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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/02 07:56 UTC 版)
欧州の軍の規模 1630年–1710年 人口〜1650年(単位:百万人) 軍の規模(単位:千名) 国名人口〜1630〜1650〜1710デンマーク=ノルウェー 1.3 30〜40 35 53 スウェーデン=フィンランド 1.1 45 70 100 ブランデンブルク=プロイセン 0.5 12 8 40 ポーランド・リトアニア共和国 11 17 53 50 100 * ロシア・ツァーリ国 15 45 92 170 イングランド王国 4.7 . . 70 87 オランダ共和国 1.5 70 30 120 フランス王国 18 200 100 340〜380 ハプスブルク帝国 8 100 20〜24 110〜130 カスティーリャの王冠アラゴン連合王国 7 300 100 50 オスマン帝国 18 40 ** 50 ** 50 ** * 大北方戦争の両陣営に分裂したポーランド軍全部の合計。**イェニチェリのみ。 その性質上、利用可能な中では客観的な情報源である。ナポレオン戦争以来、ヨーロッパの司令官は自分の部隊の定期的な兵力の報告を得ていた。これらの兵力報告書は、19世紀と20世紀で行われた戦争研究の主な情報源だったが、問題がないわけではなく、軍によって効果的な戦力はさまざまな方法でカウントされ、場合によっては、上司に迎合するために指揮官によって報告書の数字が水増しされていた。 もうひとつの情報源は、召集要請、つまり兵役準備の整った人員の非定期的な人数報告である。召集要請は19世紀以前の軍の兵力の主要な史料だが、その性質上、継続性に欠け、長期間の分析には適していない。しかし、それらはその期間の最も信頼できる情報源であり、軍の兵力とその変動の全般状況を提供する。 第3に、給与は別の情報セットをもたらす。これは軍のコストを研究するのに特に役立つが、支払いを示しているだけで、本当に勤務している兵士数を示すわけではないので、召集要請と比べると信頼度では劣る。19世紀以前、歩合を稼ぐために士官によって「幽霊兵士」が登録されるのは、非常に一般的な出来事だった。 最後に、戦力を記載しない部隊の一覧である戦闘序列Orders of Battleは、16、17、18世紀では非常に重要である。かつて、軍は永続的に部隊を配備する組織を欠いていたので、通常の戦闘序列とは、部隊を持つ指揮官の列挙で構成されていた。古代の例外は、初期からかなりの軍事組織を発展させたローマ軍である。ただし、部隊というのは戦闘中だけでなく平時でさえ、完全に充足された戦力であることがほとんどないので、戦闘序列は兵数の信頼できる情報源ではない。
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