第5、第6、第7の哨戒 1943年1月 - 6月
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「ツナ (潜水艦)」の記事における「第5、第6、第7の哨戒 1943年1月 - 6月」の解説
1943年1月18日、ツナは5回目の哨戒でソロモン諸島方面に向かった。1月24日、ツナはベララベラ島東岸海域に到着。以後、5度にわたって攻撃機会があり、16本の魚雷を発射したものの戦果は挙がらず、反撃を受けて海底でじっとしていることを繰り返した。2月11日にニューアイルランド島とブカ島の間の海域に移動。しかし、戦果が挙がらないことによる乗組員のフラストレーションはたまる一方で、ツナはさらにヴィラ・プランテーションとムンダ近海の航路に移動。しかし、ツナはこの哨戒では不運なままで、ついに戦果を挙げることはなかった。2月17日、ツナは31日間の行動を終えてブリスベンに帰投した。 3月4日、ツナは6回目の哨戒でビスマルク諸島方面に向かった。ニューアイルランド島北東端のリラ・リーフからブーゲンビル島西方を哨戒したのち、アドミラルティ諸島のマヌス島とムッソウ島を結ぶ海域に移動した。3月29日午後遅く、ツナはマヌス島近海で、ラバウルからパラオに向かう、2隻の駆潜艇と2機の哨戒機を護衛につけた6隻の輸送船団を発見。夜通しで追跡したのち、3月30日朝に南緯00度35分 東経147度55分 / 南緯0.583度 東経147.917度 / -0.583; 147.917の地点で陸軍輸送船黒姫丸(黒姫汽船、4,697トン)に対し魚雷を3本発射。うち2本が命中して黒姫丸を撃沈した。4月4日に従来海域の北西に移動したが、攻撃機会はなかった。4月20日、ツナは47日間の行動を終えてブリスベンに帰投した。 5月12日、ツナは7回目の哨戒で北部ニューギニア方面に向かった。5月19日、ツナは日本の潜水艦に魚雷を1本発射されたが、何事もなく終わった。6月17日から18日にかけては、ワクデ島に対して艦砲射撃を実施しようと同島に接近したものの、駆潜艇が警戒しており攻撃計画は変更された。6月28日、ツナは47日間の行動を終えてブリスベンに帰投した。
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