第十二話 - 第十三話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 08:04 UTC 版)
「天晴爛漫!」の記事における「第十二話 - 第十三話」の解説
全ての車両の修理が終わり、病院を抜け出した小雨と身代金を持参するセスを加えた10人の勇士たちは、約100名のギル一味が潜伏するシカゴの隣にあるゴーストタウン「ストーンヒル」へと向かう。ソフィア以外の2名の人質は、ギルの戯れに惑わされ殺されていた。 町の正面から堂々と攻め込むディランとTJを囮として、4組に分かれて町に潜入した天晴&小雨、アル&シャーレン、トリスタン&ホトト、チェイス&セスの8名は、途中でギルの部下と遭遇するもそれぞれの能力を活かして打ち破り、ギルがいる教会跡へとたどり着く。だが、そこにはソフィアの姿は無かった。ギルの真の計画は、火薬を満載した暴走列車をシカゴの町に弾丸として打ち込むことで自分たちを討伐に来る州兵や住民を殺戮し、暴力の支配する世界の象徴とすることだった。ソフィアはその列車に乗せられたという。 戦う能力を持たないセスを除く7人は、果敢にギルに挑む。以前と同様に圧倒するギルだが、誰も闘志を失うことはない。そこへ、手下たちを全員片づけたディランとTJが現れる。ギルを彼らに任せ、天晴たち、アル、シャーレンは列車を追う。車を捨てて列車に乗り移ったアルとシャーレンはギルの部下を倒したものの、ブレーキが壊されているため列車を止めることも鎖で繋がれたソフィアを降ろすこともできない。天晴は最終手段として天晴号を機関車に正面から連結し、新たに搭載した緊急加速ブースターによるパワーでブレーキをかける。車止めに突っ込む寸前で列車は何とか止まるも、天晴号は再び壊れてしまう。 一方、ストーンヒルでの戦いはかつての息の合ったコンビネーションを取り戻したディランとTJが、ギルを打ちのめしていた。とどめを刺そうとするTJだが、ディランはここで彼を殺すのは、ギルが言っていた暴力の時代と同じとして、警察に引き渡して法の裁きを受けさせるべきと説得し、不承不承ながら納得するTJ。 それから一か月後。再開されたレースはゴール地ニューヨークまでたどり着いていた。半日遅れのバッド兄弟を除く5台の車は激しいデッドヒートを繰り広げ、僅差で天晴号が優勝する。 レースが終わり、故郷に帰るアルとシャーレン。アルはBNW社の豊富な資金で好きな車を作らないかと天晴を誘うが、天晴は蒸気船、自動車の次は飛行機の開発をしたいとしてそれを断る。日本に戻るつもりだった小雨だが、悩んだ末に天晴のいるアメリカに残ることにする。彼らのアメリカ珍道中はまだ続く。日本で兄の手紙を読む小雨の妹ふみと天晴の姉綾音は、アメリカで彼らが無事に過ごしているのを知り、笑いあうのだった。
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