第十二章「人々との生活」《Volume 12『LIFE AMONG THEM』》
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 07:07 UTC 版)
「ザ・ウォーキング・デッド」の記事における「第十二章「人々との生活」《Volume 12『LIFE AMONG THEM』》」の解説
カールは、リックとエイブラハムには決してベンを殺せないことを理解し、自ら手を下したのだと語る。 一方ひょんなことから、ユージーンはそもそも科学者ではなく高校の科学の教師にすぎず、したがってワシントンDCに向かうことには何の意味もないということが暴露されてしまう。それは彼が生き残るためについたウソだったのだ。多くの人命を犠牲にしてその目的に邁進してきたエイブラハムは怒り、ユージーンを殴り倒す。 そんな時、アーロンが姿を現す。リックたちのグループが危険ではないことを確認するために、しばらくの間観察していたと話す。40人弱ほどの共同体に住んでいて、その場所を発展させるために新しい仲間をスカウトしているのだと。怪しむリックだが、みなの意見に押し切られる形で、アーロンの招待に応じる決心をする。 アーロンと行動を共にしているエリックも合流し、ワシントンDCに最接近したとき、共同体から派遣されて物資を収集する〈回収者〉たちの上げた信号弾を目にする。一行は駆けつけ、ヒースと負傷したスコットを救出する。 共同体に到着したリックたちは、指導者ダグラスの面接を受け、各人仕事を割り振られる。リックは巡査に任命される。だが、ダグラスの妻レジーナは、リックのグループを招き入れたことに対して激しく抗議する。外の世界で生き抜いてきた彼らの知恵こそがこの共同体に必要なものだと冷静に諭すダグラス。だが、「もしリックがもうひとりのデイヴィッドソンになったら?」というヒースの言葉には我を忘れて激昂する。デイヴィッドソンというのは、共同体創立メンバーのひとりの名前だった。 武装解除されたリックたちは、何棟かの住居を与えられる。だが、共同体がほんとうに安全な場所であることを確信できない彼らは、しばらくの間一軒の家に集まって眠ろうと話し合う。ダグラスはその様子を目にして、感心した様子を見せる。 塀の中の共同体では、ウソのように平穏な日常生活が続いている。それにどうしてもなじめないカール。この生活に慣れると弱くなってしまい、あとで死ぬことになるのではないかと懸念しているのだ。 リックもまた、監視人としてアンドレアを鐘楼に配置することをダグラスに提案しつつも、この場所への違和感を拭い去れず、万が一追い出されるようなことになった場合には、共同体そのものを奪取するとアンドレアに語る。そうした思惑を知ってか知らずか、ダグラスはアンドレアに言い寄り、断られる。 リック一行を歓迎するパーティーが開かれる。ゴシップに興じる主婦たちの会話に耐えきれず、つい爆発してその場を去るミショーン。同じく会場を後にしたモーガンと共に家に帰る。また、グレンは酔っ払い、リックに介抱される形で会場を後にする。だが実のところそれは、会場を離れ武器庫の警備に探りを入れるための演技に過ぎないのであった。
※この「第十二章「人々との生活」《Volume 12『LIFE AMONG THEM』》」の解説は、「ザ・ウォーキング・デッド」の解説の一部です。
「第十二章「人々との生活」《Volume 12『LIFE AMONG THEM』》」を含む「ザ・ウォーキング・デッド」の記事については、「ザ・ウォーキング・デッド」の概要を参照ください。
- 第十二章「人々との生活」《Volume 12『LIFE AMONG THEM』》のページへのリンク