稲村の火とは? わかりやすく解説

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稲むらの火

(稲村の火 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/29 22:52 UTC 版)

稲むらの火(いなむらのひ)は、1854年嘉永7年/安政元年)の安政南海地震による津波に際しての出来事をもとにした物語。地震後の津波への警戒と早期避難の重要性、人命救助のための犠牲的精神の発揮を説く。小泉八雲英語による作品を、中井常蔵が翻訳・再話したもので、文部省の教材公募に入選し、1937年から10年間、国定国語教科書(国語読本)に掲載された。防災教材として高く評価されている[1]


  1. ^ a b c d 稲むらの火”. 気象庁. 2013年9月29日閲覧。
  2. ^ “19世紀後半、黒船、地震、台風、疫病などの災禍をくぐり抜け、明治維新に向かう(福和伸夫)”. Yahoo!ニュース. (2020年8月24日). https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/4d57ba83d5e41aac42e5017f84dc3147e53dc0ff 2020年12月3日閲覧。 
  3. ^ a b c d 中井常蔵氏のプロフィール”. 稲むらの火資料室. 2013年9月29日閲覧。
  4. ^ a b c 今村明恒「「稻むらの火」の教方に就て」『地震 第1輯』第12巻第8号、日本地震学会、1940年、360-374頁、doi:10.14834/zisin1929.12.360 
  5. ^ 山崎登 (2011年2月14日). “スタジオパーク 「教科書に復活した"稲むらの火"」”. NHK. 2011年6月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年9月29日閲覧。
  6. ^ a b 『濱口梧陵傳』『濱口梧陵手記』, 武者金吉『日本地震史料』毎日新聞社、1951年, p1576.
  7. ^ 宇佐美龍夫、大和探査技術株式会社, 日本電気協会『わが国の歴史地震の震度分布・等震度線図』日本電気協会、1994年。 NCID BN10781006https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002533920-00 
  8. ^ 気象庁 (2003年3月1日). “「稲むらの火」と史跡広村堤防”. 津波ディジタルライブラリィ. 2015年11月6日閲覧。
  9. ^ 『毎日新聞』大阪本社版 1994年6月26日 朝刊「来神百年・ハーンが見た関西:稲むらの火(和歌山)」外部リンク「稲むらの火」の「資料室」内に収録。
  10. ^ アジア地域における「稲むらの火」普及プロジェクト”. アジア防災センター. 2013年9月29日閲覧。
  11. ^ 『ほんとに彼らが日本を滅ぼす』佐々淳行著 P161-162。幻冬舎、2011年7月。ISBN 978-4344020252
  12. ^ 国連、11月5日を「世界津波の日」に制定 日本が提案”. 日本経済新聞. 2015年12月12日閲覧。


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