移動に次ぐ移動を経て
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 08:45 UTC 版)
「シドニー・ノーラン」の記事における「移動に次ぐ移動を経て」の解説
この後、カンタス航空からオフィス装飾用絵画の依頼を受けて、取材のために世界各地を歴訪。その足跡はインド、カンボジア、日本、メキシコ、アメリカ合衆国と広範なものに渡った。ロンドンに戻ると大規模な回顧展を開催し、その名声をさらに高めた。 1957年にはパリ、1958年にはニューヨークに移住したが、1960年代の初めまで主にはロンドンを拠点とし、新しいインスピレーションを求めて世界中を旅行して回るという生活スタイルを貫いた。その成果は彼の作品に着実にフィードバックバックされ、豊かなニュアンスや色彩感覚をもたらした。1960年代にはエジプト、アフリカ、ギリシア、南極、ニューギニア、インドネシア、中国、ネパール、アフガニスタン、パキスタン、アメリカ合衆国、モロッコなどを訪れている。 1967年にはシドニー、1973年にはダブリンで大回顧展を開催し、オーストラリア随一の画家としての地位と名声を不動のものにした。国内では国家レベルの仕事が多く舞い込み、国外では1963年に大英帝国勲位を、さらにその後ナイト爵位を授与されてもいる。
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