秀芳小町【シュウホウコマチ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第6762号 |
登録年月日 | 1998年 10月 6日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 秀芳小町 よみ:シュウホウコマチ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1999年 10月 7日 | |
品種登録者の名称 | 山手正則 | |
品種登録者の住所 | 広島県芦品郡新市町大字金丸673番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手正則 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「愛情」に8月咲き小菊品種の混合花粉を交配して育成されたものであり,花は鮮赤紫色で,小ギク仕立ての切花向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は高である。茎の太さは4.0~5.9㎜,色は紫褐,強さは中,縦じわは低,稲妻型屈曲は無,節間長は10~19㎜である。葉身長は50~74㎜,葉幅は25~49㎜,基部の形は凸形,先端部分の形は尖,一次欠刻は0.70~0.89,二次欠刻の程度は中,欠刻底部の形は中間,葉裂片縁部の重なりは重なる,表面の色及び裏面の色は淡緑,光沢度及び厚さは中,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は2深裂する,大きさは小である。つぼみの形は平,花房の形は凹形,花の大きさは30㎜未満,舌状花の重ねは1.5列まで,舌状花数は20~59である。管状花数は100~199,分布は集中,全長は5.0~5.9㎜である。花弁の形は平弁,先端の形は丸い,外花弁の反り方は平,花弁の長さは10~19㎜,幅は5.0~9.9㎜,外花弁の表面の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9208),裏面の色は浅赤味紫(同8910),外花弁の角度は上向き,花盤の色は黄緑色である。花たくの形は盛上がったドーム状,総ほうの大きさは及び総ほう部から花頂部までの高さは10~19㎜,花首の長さは30~39㎜,季咲きの開花期は夏で,育成地(広島県芦品郡新市町)における自然開花期は8月上旬である。 「愛情」と比較して,茎の色が紫褐であること,葉裂片縁部の重なりが重なること,外花弁の表面の色が鮮赤紫であること,花首が短いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成2年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において,「愛情」に8月咲き小菊品種の混合花粉を交配して得られた実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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