秀芳の実【シュウホウノミノリ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第5050号 |
登録年月日 | 1996年 3月 19日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 秀芳の実 よみ:シュウホウノミノリ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1997年 3月 20日 | |
品種登録者の名称 | 山手正則 | |
品種登録者の住所 | 広島県芦品郡新市町大字金丸673番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手正則 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「松本城」に「秀芳黄金」を交配し,選抜,育成されたものであり,花は一輪仕立ての明緑黄色で切花向きの中輪花である。 草型は直立性,草性は高性,主たる仕立は一輪仕立て,開花時の草丈は中である。茎の太さは 6.0~ 7.9mm,色は淡褐,強さは強,縦じわは低,稲妻型屈曲は無,節間長は10~19mmである。葉身長及び葉幅は50~74mm,基部の形は平,先端部分の形は尖,葉の二次欠刻の程度は低,葉裂片縁部の重なりは平行する,葉の表面の色は濃緑,裏面の色は緑,厚さは中,たく葉の有無は部分的にある,分布状態は主に両側,形は深裂しない,大きさは小である。つぼみの形は平,花の大きさは90~ 109mm,舌状花の重ねは5列以上で露心しない,舌状花数は 200~ 399である。管状花数は50~99,分布は集中,全長は 9.0~ 9.9mmである。花弁の形は舟底弁,先端の形は丸い,外花弁及び内花弁の反り方は内曲,花弁の長さは50~69mm,幅は10.0~14.9mm,外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705),外花弁の角度は平である。花たくの形は平らなドーム状,総ほうの大きさ及び総ほう部から花頂部までの高さは30~39mm,花首の長さは40~59mm,季咲きの開花期は秋で,育成地(広島県芦品郡新市町)における自然開花期は9月中旬である。 「松風の誉」と比較して,葉身長が短いこと,葉裂片縁部の重なりが平行すること,たく葉の大きさが小さいこと等で,「精興の路」と比較して,茎の色が淡褐であること,葉の基部の形が平であること,葉裂片縁部の重なりが平行すること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において,昭和62年,「松本城」に「秀芳黄金」を交配して得られた実生の中から選抜したものであり,以後,増殖を行いながら特性調査を継続し,平成4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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