神奈備山とは? わかりやすく解説

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かむなび‐やま【神奈備山】

読み方:かむなびやま

かんなびやま


かんなび‐やま【神奈備山】

読み方:かんなびやま

《神の鎮座する山の意。「かむなびやま」とも》

[一]奈良県高市郡明日香村にある三諸山(みもろやま)の異称。[歌枕

三諸の—に五百枝(いほえ)さし」〈万・三二四〉

[二]奈良県生駒郡斑鳩(いかるが)町にある三室山(みむろやま)の異称紅葉時雨名所。[歌枕

「秋ごとに—のもみぢはたれが手向けの錦なるらん」〈玉葉集・秋下〉


神体山

(神奈備山 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/08 09:06 UTC 版)

神体山(しんたいさん)とは、神体として直接崇拝の対象とされるである[1]

古くは、『常陸国風土記』に富士山の神と筑波山の神の逸話が記される。親神が富士山の神のもとを訪れ、宿を乞うたが、富士山の神は物忌み中として宿泊を拒否した。親神は次に筑波山の神のもとへ行き、同様に宿を乞うたところ、今度は歓迎された。そのため、筑波山には人々が集まるようになり、反対に富士山には絶えず雪が積もり人々が来なくなったという。

霊峰富士

神体山である霊峰富士

平安時代の文学の『更級日記』には、当時の一部の人々には、富士山の神が、朝廷の次の年の除目(人事)を決めると思われていた記録がある。


脚注

注釈

出典

  1. ^ 神体山」『改訂新版 世界大百科事典』https://kotobank.jp/word/%E7%A5%9E%E4%BD%93%E5%B1%B1コトバンクより2025年6月2日閲覧 

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