神前神社 (半田市)とは? わかりやすく解説

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神前神社 (半田市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 03:02 UTC 版)

神前神社
所在地 愛知県半田市亀崎町2丁目92番地
位置 北緯34度55分06.2秒 東経136度58分14.4秒 / 北緯34.918389度 東経136.970667度 / 34.918389; 136.970667 (神前神社 (半田市))座標: 北緯34度55分06.2秒 東経136度58分14.4秒 / 北緯34.918389度 東経136.970667度 / 34.918389; 136.970667 (神前神社 (半田市))
主祭神 神倭磐余彦尊
社格 旧県社
創建 不詳
例祭 5月3日・4日(亀崎潮干祭
10月23日(桟掛祭)
地図
神前神社
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神前神社(かみさき じんじゃ)は、愛知県半田市亀崎町2丁目92番地にある神社社格は旧県社であり、地元では県社(けんしゃ)と呼ばれて親しまれている。祭礼として亀崎潮干祭を開催している。

東海地方では数少ない「子供の神様」を祀ることで知られ、七五三の時は大いに賑わう。6月には井戸を覗いて虫封じをする神事の「虫封祭」が挙行される。

祭神

歴史

社伝によれば、神武天皇は東征の途中に伊勢国から船でこの地に上陸した[1]。この逸話による神嵜(かんざき)が亀崎(かめざき)という地名の語源とされる[1]。上陸地点は天神洲(てんじんす)と名付けられ、小祠を建てて産土神として崇敬されたのが本社の創始である[1]

慶長17年(1612年)、神武天皇が使ったという伝承のある井戸がある現在地に遷宮した。この井戸は「神の井」と呼ばれ、拝殿の裏に残っている。現在の境内は高台にあり、強風や大波の被害を受けにくいとされる[1]

当初は神前天神と称していたが、やがて亀崎神社に改称した。1871年明治4年)、近代社格制度による郷社に列せられた。1885年(明治18年)には亀崎神社から神前神社に改称し、県社に昇格した。太平洋戦争後には近代社格制度が廃止されたが、現在でも神前神社は県社の名称で親しまれている[1]

境内

主な建物

  • 本殿
  • 拝殿
  • 神楽殿
  • 社務所
  • 一の鳥居、二の鳥居
  • 手水舎
  • 神馬像
  • 菅原道真
  • 臥牛像

ギャラリー(画像集)

祭礼

亀崎潮干祭。神前神社前での曳き回し。

毎年5月3日・4日には亀崎潮干祭を開催している。室町時代応仁文明年間の頃に初開催されたとされる山車まつりであり、山車の海浜曳き下ろしなどの行事で知られる。

1980年昭和55年)には「亀崎潮干祭の山車5台」が愛知県有形民俗文化財に指定された。2006年平成18年)には「亀崎潮干祭の山車行事」が国の重要無形民俗文化財に指定された。2016年(平成28年)には亀崎潮干祭が「山・鉾・屋台行事」の構成遺産としてユネスコ無形文化遺産に登録された[2][3]

文化財

半田市指定文化財

  • 亀崎渡船場跡(史跡) - 1979年昭和54年)4月1日指定。

年間行事

現地情報

所在地

交通アクセス

脚注

外部リンク




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