石を売る
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『石を売る』(いしをうる)は、つげ義春により、1985年(昭和60年)6月に「COMICばく5」(日本文芸社)に発表された34頁からなる短編漫画作品。「無能の人」シリーズとして、『無能の人』『鳥師』『探石行』『カメラを売る』『蒸発』と続く連作に発展するが、その1作目[1]。
- ^ a b c d e 『つげ義春漫画術(下巻)』(1995年10月 ワイズ出版)ISBN 4-948-73519-1、ISBN 978-4-948-73519-4
- ^ 『つげ義春漫画術(上巻)』(1995年10月 ワイズ出版)ISBN 4948735183、ISBN 978-4948735187
- ^ “つげ義春を散歩する(調布編) 公式サイト”. 2020年2月19日閲覧。
石を売る
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/10 00:51 UTC 版)
詳細は「石を売る」を参照 助川は、中古カメラ業、古物商などの商売がことごとく失敗し、今は多摩川の川原で、拾った石を掘っ立て小屋に並べ、石を売る商売を始めた。美術品として愛好家に取引される石とは全く違う「川原の石」が売れるはずもなく、妻に愛想を尽かされ、罵倒されながらも諦めきれずに、今日も石を並べて思索にふける。助川には夢があった。10年ほど前まで鉄橋の下にあった渡し場を復活させることである。ついでに河原に店を出しジュースや甘酒、さらには好きな石を並べ多角経営しようと夢を語る助川に、妻は川渡し人足の方が似合いじゃないかと罵倒する。ある日、川渡しに使われている貸しボート屋のボートが転覆したのを見て、思い切って川渡し人足を一人100円で始めてみる。日が暮れ、一日の稼ぎを数えていると長男が河原に迎えに来る。長男は河原にそのままになっている石が盗られないか心配する。助川は、妻が「父ちゃんは虫けらだ」と言っていたことを長男から聞かされる。
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