発電設備概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 23:00 UTC 版)
「福島第一原子力発電所」の記事における「発電設備概要」の解説
同発電所の原子炉はすべて、米国のゼネラル・エレクトリック社 (GE) によって設計されたものを基本としている。プラント施工工事は鹿島建設によって行われた。7、8号機については建設計画を進めていたが、2011年3月の原発事故の影響で、2011年5月、計画を正式中止する旨の発表がなされた。 総出力:0 kW(全機廃止) プラントナンバー原子炉形式格納容器型式運転開始定格電気出力主契約者建設工事費現況原子炉タービン発電機付属設備1号機沸騰水型軽水炉 (BWR-3) Mark-1 1971年3月26日 46.0万kW GE GE GE 約390億円 東北地方太平洋沖地震および福島第一原子力発電所事故により破損、事故停止2012年4月19日付で廃止 2号機沸騰水型軽水炉 (BWR-4) Mark-1 1974年7月18日 78.4万kW GE GE 東芝 約560億円 3号機沸騰水型軽水炉 (BWR-4) Mark-1 1976年3月27日 78.4万kW 東芝 東芝 東芝 約620億円 4号機沸騰水型軽水炉 (BWR-4) Mark-1 1978年10月12日 78.4万kW 日立 日立 日立 約800億円 5号機沸騰水型軽水炉 (BWR-4) Mark-1 1978年4月18日 78.4万kW 東芝 東芝 東芝 約900億円 東北地方太平洋沖地震当日定期点検のため停止中再稼働せず2014年1月31日付で廃止 6号機沸騰水型軽水炉 (BWR-5) Mark-2 1979年10月24日 110万kW GE GE 東芝 約1750億円 7号機改良型沸騰水型軽水炉 (ABWR)計画中止 計画中止 計画中止 計画中止 計画中止 計画中止 計画中止 8号機計画中止 5号機の運転開始が4号機よりも先である経緯については福島第一原子力発電所5号機の建設参照。 原子炉形式の呼称 GEは安全規制、性能向上策の進展に伴って2〜3年おきに新型のBWRを発表し、それらは当時、1965年型、1967年型、1969年型などと呼称された。その後、建設プラントの名前を取って、ドレスデン2型、ブラウンズフェリー型などと称されたこともある。1972年に新型BWRプラントを発表する際にその名をBWR-6型とし、従来発表したプラントについてもBWR1〜5という番号付けをした。なお、格納容器にはMark番号が付いている。 主要プラント 太平洋岸にほぼ南北に並んでいる。6号機の側が北。 事故状況(1-4号機およびトレンチ)
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