申請都市の1次選考
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/16 08:17 UTC 版)
「2008年夏季オリンピックの開催地選考」の記事における「申請都市の1次選考」の解説
2008年夏季オリンピックには10都市が立候補を申請した。各申請都市は2000年6月20日までに「申請ファイル」をIOCに提出し、その後IOCの作業部会が精査した。作業部会は、各申請都市が大会の開催能力を有しているかどうかを項目ごとに点数化する。項目は「政府の支援・世論」、「インフラ」、「競技会場」、「選手村」、「環境・影響」、「宿泊施設」、「交通」、「治安」、「過去の国際大会開催実績」、「財政」、「理念」の11項目があり、これらの項目ごとに点数評価をし、総合的な点数を弾き出す。10点満点中6点未満だと第1次選考を通過できず落選する。 申請ファイルの精査を終えたIOCの作業部会は、開催都市の基準(6点以上)を満たす都市として北京、パリ、大阪、トロントの4都市のみを推薦した。IOC理事会はこの推薦を受けて、2000年8月28日にこれら4都市を立候補都市に選出した。この後、理事会は立候補都市を5都市で争わせようとしたためトルコのイスタンブールを加え、5都市が1次選考を突破することとなった。突破した都市は各都市の招致ロゴや文書にオリンピック・エンブレムを使用することが許可される。尚、立候補を申請した都市のうち、1次選考を突破した5都市以外の落選した都市は次の通りである。 バンコク, タイ カイロ, エジプト ハバナ, キューバ クアラルンプール, マレーシア セビリア, スペイン
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