生い立ち・京都大学時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 04:59 UTC 版)
兵庫県氷上郡春日町(現・丹波市)出身。中学校では生徒会長も経験し、兵庫県立兵庫高等学校を経て1964年に京都大学工学部電子工学科へ進学。1968年に学部を卒業し、1970年に同大学大学院電子工学専攻を修了し、博士課程に進学。 大学院では坂井利之の研究室に入り、「世界で初めて」「面白い」研究を志向し、音声タイプライターを世界初めて実現した坂井に圧倒されたという。また、チューリングの書籍やミンスキーの論文にも親しんだ。金出は画像処理の研究に取り組み、途中で行き詰りながらも長尾真の助言で万国博覧会の顔画像データベースの解析に取り組む。 1973年に京都大学の助手に着任し、1974年に博士後期課程を修了し、工学博士の学位を取得。なお、助手をしていた頃にカーネギーメロン大学のアレン・ニューウェルと知り合い、客員として同大のラジ・レディのもとに1年赴任する。その後、1976年に京都大学助教授に昇進する。カーネギーメロン大学にロボティクス研究所ができる際にラジ・レディから誘われ、再度渡米を決意する。
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