生い立ちから事件以前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 07:06 UTC 版)
忠清南道扶余郡出身。幼い頃に父親と死別し、母子家庭の農家で小さな頃から牛の世話をする境遇の中、牛の世界的な研究家になるという夢を持った。貧しい中から親戚の援助や奨学金を得て大田高等学校、ソウル大学校獣医科大学へと進み、1977年に卒業。研究者になって以降は1日4時間しか寝ずに働いたという立志伝中の人物であった。〜1979年ソウル大学校で家畜臨床繁殖学修士号取得、1982年同博士号を取得。1984年から1985年まで北海道大学獣医学部に客員研究員として留学し金川弘司に師事した。1986年ソウル大学校専任講師、1987年同助教授、1993年獣医科大学副教授、1997年同教授、ソウル大学校動物病院院長、1999年同獣医科大学副学長、2004年同碩座教授、2005年同獣医科大学学長。 1993年には韓国初の牛の人工授精に成功、1999年に韓国初の牛のクローンを誕生させることに成功したと報じられ、医者などに比べて韓国での社会的関心や評価の低い獣医学という分野ながら脚光を浴びた。2003年には牛海綿状脳症 (BSE) に耐性を持った牛、さらにヒトに臓器を提供できる無菌処理をした豚を誕生させたと報じられ、世界的な研究者として認識されるようになった。
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