犯罪の実態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 00:54 UTC 版)
「児童・青少年の性保護に関する法律」の記事における「犯罪の実態」の解説
女性家族部が2010年に発表した統計では、2008年の韓国の児童人口10万人当たりの性犯罪発生件数は16.9件であり、ドイツ(115.2件)、イギリス(101.5件)、アメリカ(59.4件)に次いで世界4位、アジアでは1位となった。 その後も強姦と強制わいせつの発生件数が大幅に増加している。警察庁の統計によると、2007年は13,396件で、2011年は19,498件だった。2011年の19,498件は、人口10万人当たりでは39.2件で、日本(0.9件)の40倍以上となっていた。特に深刻なのは児童らを狙った性犯罪の急増で、韓国警察庁が発行した『2011犯罪統計』によれば、2011年に児童・青少年が被害を受けた件数は2054件で、2007年(857件)の2.4倍と、わずか4年で倍増した。 世界各国の情報を収集・公開している国連薬物犯罪事務所(UNODC)と、日本の法務省が公開している『犯罪白書』、韓国・警察庁が出している犯罪年鑑の2009年までのデータで強姦件数を比較すると、2001年時点で日本は2228件、韓国は6751件だったが、2009年では日本は1417件、韓国は10,215件となっていた。両国の差は約3~7倍以上に開いている。日本の人口は約1億2600万人で、韓国は約5100万人のため、日本と韓国の人口差を含めて考えると、韓国の強姦件数は尋常ではない。 また、国家行政機関である大検察庁の2012年度犯罪分析資料によると、当時の全犯罪者約211万人中、約10万人が未成年者だった。未成年の犯罪が年々増加を続け、低年齢化の傾向もある。
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