特定地方交通線に選定とは? わかりやすく解説

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特定地方交通線に選定

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 08:06 UTC 版)

岩泉線」の記事における「特定地方交通線に選定」の解説

1980年国鉄再建法成立すると、沿線自治体住民岩泉線存続小本駅までの区間早期着工求め運動行ったが、岩泉線輸送密度特定地方交通線選定基準であった1977年度から1979年度までで平均667人/日しかなかったため、1982年には第2次特定地方交通線に選定された。また、同年11月15日には茂市 - 浅内間の貨物営業廃止された。 これを受けて岩手県新里村岩泉町では並行道路である国道340号バス代替道路として適当かを検証するため、国鉄バスチャーターして試走することになった沿線住民団体ではさらにバス4台をチャーターしてこの検証加わったため、1982年12月24日行われた試走バス5台と数台の乗用車構成され大掛かりなものとなった当時国道340号は幅4m以下の未改良区間続いており、トラックとのすれ違い苦労したという。この結果から、地元自治体は「バス転換できない」と主張したが、国鉄側は「代替道路として十分対応できる再確認した」と主張意見対立することになった岩手県では、1983年3月15日付け運輸大臣宛に岩泉線廃止反対意見書提出したその後運輸省でも国道340号現地調査行った結果1984年6月には岩泉線を含む6路線について廃止承認保留とし、1985年8月には岩泉線名松線については承認先送りとすることを決定国鉄岩泉線廃止承認申請取り下げることになった。これで岩泉線存続されることが決まったその後1986年ダイヤ改正では運行本数削減され、これによって新里村内での通学手段奪われることになったため、その代替として岩手県北自動車同年3月3日より茂市から和井内までの間に路線バスの運行開始したまた、1992年日中運行する列車なくなった際には、岩泉市街地岩手大川駅を結ぶバス運行岩泉自動車運輸によって開始されている。

※この「特定地方交通線に選定」の解説は、「岩泉線」の解説の一部です。
「特定地方交通線に選定」を含む「岩泉線」の記事については、「岩泉線」の概要を参照ください。

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