特定危険部位とは? わかりやすく解説

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とくてい‐きけんぶい〔‐キケンブヰ〕【特定危険部位】

読み方:とくていきけんぶい

牛海綿状脳症BSE)の発症原因とされる異常型プリオン蓄積しやすい部分。国によって違いがあるが、日本では脳、脊髄背根神経節を含む脊柱回腸遠位部、眼球扁桃指定されている。感染牛ではプリオン99パーセント以上が危険部位に集まるとされるため、これを取り除くことがBSE対策となる。SRMspecified risk material)。


特定危険部位

BSE病原体考えられている異常プリオンタンパク質が蓄積することから、 食品として利用することが法律禁止されている牛の部位のことです。特定危険部位の範囲は、国によって少しずつ異なりますが、我が国では、牛海綿状脳症対策特別措置法(5-(1)-1 参照)により、と畜場において除去焼却義務づけられている特定部位すべての月齢の牛の頭部(舌やほほ肉を除く。)、せき髄回腸遠位部(盲腸との接続部分から 2 メートルまでの部分に限る。))と食品衛生法により、食品の製造などに使用してならないとされている背根神経節を含むせき柱のことを指します

BSE 感染末期牛の異常プリオンたん白質体内分布
BSE感染牛の異常プリオンたん白質体内分布

欧州委員会科学運営委員会1999 年12 月
食物介したBSEヒトへの暴露リスクに関する科学運営委員会意見
出典) 欧州委員会科学運営委員会 (2004年)
「牛由来製品残存BSEリスクに関する定量的評価
※1 羊のスクレイピー実験基づいて脾臓(0.3%)に対して低レベルの感
染力があると推測されています。なお、経口BSE感染牛を食べた場合
脾臓対す感染性確認されていません。
※2 BSE感染牛の扁桃を牛の脳に接種した実験基づいて扁桃に対して
わずかな感染性確認されています。

特定危険部位

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:39 UTC 版)

牛海綿状脳症」の記事における「特定危険部位」の解説

特定危険部位は国によって違いがある。日本においては脊髄背根神経節を含む脊柱、舌と頬肉を除く頭部具体的には眼、脳、扁桃など)、回腸遠位部(小腸のうち盲腸との接続部から2メートルの所まで)が特定危険部位に指定されている。これらの部位摂取するvCJD発症する危険が高くなる

※この「特定危険部位」の解説は、「牛海綿状脳症」の解説の一部です。
「特定危険部位」を含む「牛海綿状脳症」の記事については、「牛海綿状脳症」の概要を参照ください。

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