無言歌集 第8巻とは? わかりやすく解説

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メンデルスゾーン:無言歌集 第8巻

英語表記/番号出版情報
メンデルスゾーン:無言歌集 第8巻Lieder ohne Worte HeftOp.102 U 162, 192, 195, 152, 194, 172作曲年: 1842-1845年  出版年1868年 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 ホ短調 「寄る辺なく」 "Homeless2分30秒
2 ニ長調 「追憶」 "Retrospection"2分00
3 ハ長調 「タランテッラ」 "Tarantelle"1分30秒
4 ト短調 「そよぐ風」 "The sighing wind"2分30秒
5 イ長調 「子供のための小品」 "Kinderstuck(The joyous peasant)1分30秒
6 ハ長調 「信仰」 "Belief - faith"2分00

作品解説

2007年7月 執筆者: 和田 真由子

ワーグナーが「第一級風景画家と言ったように、メンデルスゾーン情景描写標題音楽作曲において才能発揮している。
この“言葉のない歌曲”、「無言歌」、という形でメンデルスゾーン心象風景感情描写でも、表現した歌曲風の旋律をもった器楽曲であるため、旋律線をはっきりと浮き立たせ、抒情的に演奏することが重要だろう。
メンデルスゾーン活躍したこの時期ブルジョアジー家庭中心にピアノ教養として普及した。そのため、家庭気楽に弾ける作品多く作られたが、この《無言歌集》もその一つである。
無言歌集》は各6曲ずつの計8集からなり生前出版されたのは、第6集までである。第7集は、1851年、第8集は1867年出版された。1832年第1集出版したときにはメンデルスゾーンは、《ピアノのためメロディー》と記しており、《無言歌集》の名称をもつようになったのは1835年第2集出版してからのことであった
標題をもっているものが多いが、作曲者自身によってつけられたものはわずかである。実際メンデルスゾーン標題をつけることによって、音楽的な想像力限定されることを嫌ってたようだ

第8巻
第7巻同様に、この曲集もメンデルスゾーン死後出版されたものである
この曲集にも、メンデルスゾーンによってつけられ標題はない。
1.ホ短調寄る辺なく」 / op.102-1 (1842)
2.ニ長調「追憶」 / op.102-2 (1845)
3.ハ長調タランテッラ」 / op.102-3 (1845)
クリスマス用の小品として作曲されたものと考えられている。
メンデルスゾーンは、イタリア情熱的舞曲強い関心示しており、ここでは、イタリア風の六拍子快速舞曲用いている。和音できざむ伴奏部は非常に軽く
4.ト短調「そよぐ風」 / op.102-4(不明
5.イ長調楽しき農夫」 / op.102-5 (1845)
タランテッラ同日完成され同様にクリスマス用の小品として作曲されとされる
子供のための小品」という名称でも知られ、よく親しまれている。主題かけあいや、声部交替みられる
6.ハ長調信仰」 / op.102-6(不明




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