瀬戸の乙女【セトノオトメ】(草花類)
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登録番号 | 第6896号 |
登録年月日 | 1998年 10月 29日 | |
農林水産植物の種類 | みやこわすれ | |
登録品種の名称及びその読み | 瀬戸の乙女 よみ:セトノオトメ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | みのる産業株式会社 | |
品種登録者の住所 | 岡山県赤磐郡山陽町下市447 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 生本陽一 元岡茂治 小西耕 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「浜乙女」に放射線を照射して育成されたものであり,花は舌状花が鮮紫ピンク色,管状花が淡黄色で,中輪の切花向き品種である。 株の草型はⅣ,中心茎の草型はⅢ,茎の長さは短,高さは低,太さは細,色は緑,毛の有無は有,地際部の分枝発生数の多少は少,摘芯後は中,主茎の節間長は中である。根出葉の葉身形はⅤ,中央部葉の葉身形はⅥ,上部葉の葉身形はⅧ,葉縁の形は深鋭鋸歯,葉身の反りの程度は外中,中央部葉の葉身長は短,幅は中,一次及び二次分枝葉の葉身長は中,幅は広,葉身表面の色は濃緑,葉の毛の有無は有,多少は中である。花房の形はⅦ,花型は一重,花容はⅥ,花径,管状花部の直径及び舌状花の長さは中,幅は広,管状花の長さは短である。舌状花の形はⅢ,巻き方はⅡ,反り方は内曲,よじれはわずかによじれる,先端の形は丸い,舌状花数は極少,表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9205),裏面の色は濃紫ピンク(同9213),管状花の花被及び花被の列開後の色は淡黄である。やくの色は黄,総ほうの直径及び総ほう基部から花頂部までの高さは中,一花茎の花数は極少である。花の香りの有無は無,開花期は春咲である。 「浜乙女」と比較して,舌状花の巻き方がⅡであること,舌状花の裏側の色が鮮紫ピンクであること等で,「桃山」と比較して,舌状花の巻き方がⅡであること,舌状花の表面の色が鮮紫ピンクであること,舌状花の裏側の色が濃紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成5年に出願者の農場(岡山県赤磐郡山陽町)において,農林水産省農業生物資源研究所放射線育種場(茨城県那珂郡大宮町)で茎頂培養中の「浜乙女」に放射線を照射して得られた変異株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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