瀬戸の夕鶴【セトノユウヅル】(草花類)
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登録番号 | 第4499号 |
登録年月日 | 1995年 3月 27日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 瀬戸の夕鶴 よみ:セトノユウヅル |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1998年 3月 28日 | |
品種登録者の名称 | 尾熊時弘 | |
品種登録者の住所 | 広島県深安郡神辺町字平野636-3 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 尾熊時弘 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者の所有する複数の品種をランダムに交配して,選抜,育成されたものであり,花は黄白の中輪で一輪仕立ての切花用品種である。 草型は直立性,開花時の草丈はやや高である。茎の太さは4.0~5.9㎜,色は淡緑,強さは中,節間長は20~29㎜である。葉身長は50~74㎜,幅は25~49㎜,基部の形は平,先端部の形は尖,一次欠刻は0.30~0.69,二次欠刻の程度は中,欠刻底部の形は丸,葉裂片縁部の重なりは重なる,表面の色は緑,光沢度,厚さ及び硬さは中である。たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は2深裂する,大きさは中である。つぼみの形は平,花房の形は凹形,花の大きさは 90~109㎜,舌状花の重ねは5列以上で露心しない,舌状花数及び管状花数は100~199,管状花の分布は集中,花弁の形は舟底弁,先端の形は丸い,外花弁の反り方は平,内花弁の反り方は内曲,外花弁の表面の色は黄白(JHSカラーチャート 2901),花の中心部の色は外弁と同色,花たくの形は平らな円錐状,大きさは10.0~12.4㎜,総ほう部から花頂部までの高さは30~39㎜,花首の長さは60~79㎜,太さは5.0~5.9㎜である。育成地(広島県深安郡神辺町)における自然開花は9月上旬の秋咲である。 「天川」と比較して,葉の先端部分の形が尖であること,葉裂片縁部の重なりが重なること,花房の形が凹であること,管状花数が多いこと等で,「白大清」と比較して,葉の基部の形が平であること,花房の形が凹形であること,花首の長さが長いこと等で,「雄姿」と比較して,たく葉が全体的にあること,花の大きさが小さいこと,外花弁の反り方が平であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成元年に育成者のほ場(広島県深安郡神辺町)において,育成者所有の複数の品種をランダムに交配し得られた実生から,選抜及び特性調査を継続し,3年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「夕鶴」であった。 |
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