濡燕【ヌレツバメ】(草花類)
![]() |
登録番号 | 第12219号 |
登録年月日 | 2004年 8月 18日 | |
農林水産植物の種類 | かきつばた | |
登録品種の名称及びその読み | 濡燕 よみ:ヌレツバメ |
|
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 古橋壽雄 | |
品種登録者の住所 | 愛知県豊橋市老津町字岩塚107番地の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 古橋壽雄、小笠原亮 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「螢雲」に複色系の在来種を交配して育成されたものであり、花は三英、垂れ咲きで紫白の地色に青味紫色のぼかしが入る、切花、鉢物及び花壇向きの中輪種である。草型は斜上、草丈は低である。茎の太さは中、長さはやや短、色は帯赤紫、節間長は中である。葉の全体の形は長刀形、先端の形は直線、葉身長及び葉身幅は中、成葉の色は黄緑、苞の色は紅紫である。花形1は垂れ咲き、花形2(花弁数からみた花形)は三英、大きさは中、外花被の花色パターンはぼかし、内花被の花色パターンは砂子、脈の明瞭度は明瞭である。外花被の全体の形は楕円形、先端及び基部の形は鈍形、内花被全体の形は披針形、先端の形は鋭形、基部の形は楔形、角度は斜上である。花被のよじれ及び波打は無、反転は弱、外花被及び内花被の長さ及び幅は中である。外花被及び内花被の地色は紫白(JHS カラーチャート8601)、複色の色は青味紫(同8311)、目の大きさは小、色は黄、花被表面の弁質は平滑である。花柱の形は整形、ずい片の大きさは中、先端の切れ込みは少、雄ずいの発達は正常、花糸の色は紫、葯の色は白である。「螢雲」及び「鷲の尾」と比較して、内花被の角度が斜上であること、内花被の複色が青味紫であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に育成者のほ場(愛知県豊橋市)において、「螢雲」に複色系の在来種を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- >> 「濡燕」を含む用語の索引
- 濡燕のページへのリンク