根出葉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/09 10:24 UTC 版)
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根出葉(こんしゅつよう、英: radical leaf[1])は、植物の葉の形態の一種。根生葉(こんせいよう)、根葉(こんよう)とも言う。地上茎の基部についた葉のことで、地中の根から葉が生じているように見える[2]。
植物の中には非常に短い茎を持つ種があり、その葉はまるで根から出ているように見える。植物の根が葉を付けることはないが、外観からこのように呼ばれる。また、地下茎が付けた葉も同様。
ダイコンやスミレは茎が短く、太い葉柄に葉を付けるため、代表的な根出葉をもつ植物である。カブは丸い「根」から直接葉柄を伸ばし茎がないように見えるが、丸い部分は根ではなく胚軸と呼ばれる茎の一種である。
根出葉の中でも特に、タンポポなどは地面に貼り付く様に広がり立ち上がらず、放射状に重なり合って地面に密着する。冬になっても壊死することがなく、多年草や越年草が冬越しのために取るこの形態は特にロゼット葉(座葉)と呼ばれる[2]。
脚注
参考文献
- 清水建美『図説 植物用語事典』八坂書房、ISBN 4-89694-479-8。
関連項目
「根出葉」の例文・使い方・用例・文例
- 根出葉
- 多肉植物で、ほとんどが根出葉を持つ
- 根出葉と毛の多い粘着性の茎のどちらにも、細いピンクまたはラベンダー色の繖形花序柄を持つ単生の頭状花をつける、わずかに多肉の多年草
- 一般的な多年生草本で、米国の南部と東武に広く分布し、ピンクがかってた花の垂れ下がった房と形がライオンの足に似た密生した根出葉を持つもの
- 房状の根出葉と短い葉のない茎が、それぞれに単生の黄色い頭状花をつける多年草
- 円錐花序の房に大部分が三角形の根出葉とバラの紫花弁を有している高密度な毛で覆われた多年生植物
- 米国西部の球根性の植物の属で、根出葉と様々な色の花をつける
- 房状の根出葉と、細長い総状花序に小さくて緑がかった花をつける小型植物
- 幅広のハート形の根出葉に、縁付き花弁を持つクリーム色または白色の椀形の花をつける湿地帯植物
- 根出葉という,植物の葉
根出葉と同じ種類の言葉
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