オオハルトラノオ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/24 21:48 UTC 版)
オオハルトラノオ Bistorta tenuicaulis (Bisset et S.Moore) Nakai var. chionophile Yonek. et H.Ohashi (1998) - 根茎は地下で横走し、節部が紡錘形に肥厚し、節間は長く伸長する。基本種と比べ全体に大型で、根出葉は卵形から三角状卵形で、長さ4-13cm、先端は鋭くとがり、基部は切形となる。花期は4-5月。花茎は高さ5-18cm、花序は長さ2-5cm、径8-12mmになる。日本固有種で、本州の富山県、石川県、福井県、岐阜県、滋賀県、京都府、兵庫県、岡山県、広島県のおもに日本海側に分布する。和名は、基本種のハルトラノオと比べ大型であることから、変種名(変種形容語)chionophile は、多雪地帯に生ずることからつけられた。米倉浩司および大橋広好 (1998) により新変種として記載発表された。 岐阜県郡上市 2018年4月中旬 横に伸長した根茎の先から根出葉と花茎が伸びる。 花期でも葉は大きい。 根出葉の葉柄に翼があり、基部は切形となる。
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