湖南自治運動とは? わかりやすく解説

湖南自治運動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/07 15:12 UTC 版)

連省自治」の記事における「湖南自治運動」の解説

譚延闓湖南省去った後も、趙恒惕湘軍総司令官務め、「連治」政策推進している。1920年12月下旬趙恒惕は「省自治法」を発表し四川陝西省雲南省浙江省などを軍閥統治から復旧させた。「湖南省憲法」は1921年公布1922年1月施行され、省長を趙恒惕省務院長剣農が務め湖南省は初の自治省となった趙恒惕1922年9月湖南省初の民選省長に当選した中国湖南省左派人々推進し毛沢東、彭璜、張文亮を頂点にしている。1920年代毛沢東は「由省建国」という分離主義理念発表し、「湖南共和国」の建国と、中国各省独立することを主張した。「最良方法は、中国全土での統治ではなく各省単純に分割し各省地方統治を行う『各省人民自决主義』を実行することだ。22省と3特区合計27ヵ所の地方分けられるのが望ましい。」「由省建国」の主張近代分離主義思想急先鋒となったことは、「連省自治」の理想とは全く異なる。「連省自治」は、各省が自ら改革して新し中国形成することを望んでいる。「由省建国」は省政府によって採択され中国存在必要性を完全に否定する湖南共和国」の設立提唱されている。こうした左派主張は、ロシア十月革命成功影響を受け、「大国世界統一必然的な過程達している。」とし、「湖南共和国建国は、世界統一の手段である。」と考えた。そのため湖南省その他の各省は『中華民国』の版図からすべて分離独立なければならない主張した独立建国目的達成するために、彼らは湖南人の独立した民族性作り出すことで、自らの建国にふさわしい理論形成目論んだ毛沢東1920年10月大公報で、「私の主張する『湖南国』を支持する人は、『湖南省の省』を『国』に変える要はない。 『半自治ではなく、『全自治』を得よう。」と主張した

※この「湖南自治運動」の解説は、「連省自治」の解説の一部です。
「湖南自治運動」を含む「連省自治」の記事については、「連省自治」の概要を参照ください。

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