消防用設備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 06:57 UTC 版)
ひりゆう型消防船と比べて、ほぼ半分の消火装備を有する。 第1放水甲板(櫓最上層)には、近距離火災に用いる放水銃(放水能力:3,000L/分)を2基装備する。船橋天井には、類焼を防ぐための冷却用海水を放水する海水専用放水銃(放水能力:6,000L/分)を1基設置している。第2甲板(櫓中層)には、夜間に用いる探照灯を設置した。消火に主に用いるのは、船首に搭載した泡水兼用放水銃(放水能力:1,800L/分)1基である。さらに、陸上への送水援護や部分消火用に6,000L/分の送水が可能なホース接手を船橋前方に2基備えている。 自衛用の設備として、海水を扇状に噴霧するノズルが設置されているほか、油処理剤の散布装置も搭載している。
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消防用設備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 09:29 UTC 版)
「ひりゆう型消防船 (初代)」の記事における「消防用設備」の解説
ヘイムバード号の消火活動から、輻射熱を避けるためには30m以上離れて放水する必要があるという教訓が得られていた。そのため、有効射程が40m以上となるような消火装備が選ばれた。 第1放水甲板(櫓最上層)と船首には、泡用放水銃(放水能力:3,000L/分)を各2基設置した。第2放水甲板(櫓中層)には、炎上箇所に隣接する石油タンクへの類焼を防ぐための冷却用海水を放水する海水専用放水銃(放水能力:6,000L/分で当時日本最大)を2基が設置された。船橋天井には、泡水兼用放水銃(放水能力:1,800L/分)を1基設置し、近距離消火に用いるとした。さらに、陸上への送水援護や部分消火用に6,000L/分の送水が可能なホース接手を両舷に各5基設置した。 化学消火用の泡原液は、火点に接近するために散布する量と15万トン級タンカーのサイドタンク1個の消火に必要とされる量の合計で14,500L(約16.9t)が搭載された。これは、泡放水銃5基を全開で放射しても30分持続して放射可能な量でもある。 自衛用の設備として、8箇所から海水を扇状に噴霧するノズルが設置された。爆発性ガスが海上に滞留する海域を航行する際の対策として、上構は鋼製としたほか、可燃ガス警報装置を2箇所に設置した。さらに、全扉窓を閉鎖して水面上8mから換気する事で船内を与圧することが可能となっている。放水銃の操作は手動だが、操作要員のために防火服が用意されており、内蔵された無線機で船橋との通話が可能である。
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