海外メーカーとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 04:43 UTC 版)
「ケーエスシー」の記事における「海外メーカーとの関係」の解説
前述の通り日本国外ではKWAというブランドで発売されている製品が、KSC製品と構造が共通している。法規制に伴いパワー及び材質が、海外での商標問題やコストの問題により刻印や塗装などの表面仕上げが異なるものの、それを除けば同じである。KWAにおいてNS2と称されるシステムがKSCにおけるSYSTEM 7であり、MP9/TP9に至ってはKSCでは古いブローバックエンジンであるのに対し海外のKWAの製品は最新のNS2(=SYTEM 7)にて発売されている。 理由として、商品開発をKSC、実際の製造をKWAとする長期の契約をKSCとKWAが結んだものの、後にKWAが独自に開発部門を持つ事となり逆にKSC側が数年前より開発に際し殆ど関わらなくなったため、KWAがKSC向け・日本市場向けの製品の開発・製造に取り組むようになったことが2012年にKWA側から発表されている。 KSC側はホームページや公式ブログに海外製のコピー品に対して警告を出していた時期もあるが、現在までKWAとの関係に対する公式なアナウンスは一切無い。KSCにより日本市場で発売されるエアガンにはMANUFACTURED BY KSC JAPANというシールとKSCのロゴが刻印されているものの、製造国がどこであるかの表示は銃本体・箱を含め表示されていない。2020年1月に発売された電動ガンである「T6 TEG コンパクト」に付属するマガジンには大きくKWAの文字が入っているが、これもやはり特にアナウンスはない。 また、マグプルの関連会社であったPTS社により企画・供給されているMASADAやMEGAアームズ社のAR-15をモデルアップしたガスブローバックガンの海外版にはManufactured in TAIWAN by KWAやManufactured in TAIWAN by Yih KaiといったKWA及びその親会社であるYih Kaiが製造した旨の刻印がPTS社のロゴマークと並んで施されているされているが、日本にてKSCから発売される際はKWAに関する刻印はされずPTS社のロゴマークと、別の場所にKSCのロゴが表示された状態で販売されている。 KWAも2012年の時点ではあくまでOEM元がKWAであるだけであり両社の製品は別の物であるとしていたが、2017年現在ではKWAの香港公式サイトにアクセスするとKSC及びKWAのどちらかの商品にアクセスできる状態になっている(ただし、KSC製品はTaiwan versionである旨の表示がされている)。また、親会社であるYih Kaiは米国内においてKSCの商標をエアソフトガンのカテゴリにて取得している。
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