流し素麺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 07:28 UTC 版)
竹製の樋を使って素麺を流し、箸で捕まえてめんつゆ等に付けて食べる。この流し素麺は、夏の風物詩とされている。 昭和30年(1955年)に創業した宮崎県西臼杵郡高千穂町の高千穂峡にあるお茶屋『千穂の家』が、店頭に「昭和参拾年創業 元祖流しそうめん」と掲げており、商業化発祥の店とされている。ちなみに、昭和37年に創業した岐阜県郡上市の阿弥陀ケ滝荘も『元祖流しそうめん発祥の地』という石碑を設置し発祥地を謳っている。 平成26年(2014年)8月31日、リニア中央新幹線の新駅設置が決定した記念に、相模原青年会議所が神奈川県の相模原市立北総合体育館で行った『第1回 流しそうめん世界大会』において、名古屋市の食品メーカーに開発を依頼した、摩擦が少なく高水圧でも麺がばらけない青色の太麺「リニア麺」を使用し、屋外の階段に長さ14mの竹を30~35度の角度で立てかけ、汲み上げ用ポンプを使用して毎分42リットルの水を流しつつ、業務用の高圧洗浄機で一気に押し流す方法で、時速40キロメートルを達成して、流し素麺の世界最速記録を更新。『ザ!鉄腕!DASH!!』の流し素麺企画にも協力している、平成24年(2012年)に設立された『世界流しそうめん協会』が、平成25年(2013年)7月11日に京都駅で樹立した非公式最速記録を破ったが、ただしどちらもギネスには申請せずに行っており、ギネス世界記録には認定されていない 平成28年(2016年)8月27日、奈良県御所市において全長3317.7mの流し素麺に成功し、最長の世界記録を更新してギネス世界記録に認定された ロッテオリオンズ本拠地時代の川崎球場では、観客の少なさを逆手にとり、道具と素麺を自主的に持ち込み流し素麺を行ったことがあり、テレビ番組の『プロ野球珍プレー・好プレー大賞』等で紹介されて一躍有名となった。 なお、「流しそば」「流しうどん」もある。
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