洞の中の女
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 02:52 UTC 版)
「金田一耕助の冒険 (短編集)」の記事における「洞の中の女」の解説
短編集第2作(第1分冊第2作)。 「洞」に「ほら」との読みがなが振られている。 初出 「週刊東京」昭和33年(1958年)2月 事件現場 経堂のはずれ赤堤(根岸宅=旧日疋宅)、吉祥寺の奥(高井宅) 事件発生日 3月20日、その5日前(昭和32年(1957年)に比定するのが定説) 登場人物 日疋隆介(ひびき りゅうすけ) - 死体が発見された家の元の持ち主。銀座裏のキャバレー「ドラゴン」経営。 日疋兼子 - 隆介が転居する前の妻。心臓麻痺で急死したことをきっかけに夫が転居した。 日疋珠子(ひびき たまこ) - 隆介が転居したあと再婚した妻。「ドラゴン」のナンバーワンだった。旧姓甲野。 山本田鶴子(やまもと たずこ) - 「ドラゴン」の元ダンサー。庭のケヤキの木の洞でセメント詰めの死体となって発見された。 根岸昌二(ねぎし しょうじ) - 死体が発見された家の買い主。この2、3年急に売り出してきた大衆作家。 根岸喜美子(ねぎし きみこ) - 昌二の妻。 根岸和子(ねぎし かずこ) - 昌二と喜美子の娘。 岡沢ハルミ(おかざわ ハルミ) - 喜美子の友人で、銀座裏のバーで同僚だった。珠子や田鶴子と共に赤堤の家を訪ね、3人とも日疋に強姦されたことがある。 原田 - 赤堤の家の売買を仲介した周旋屋。土地の顔役。 品川良太 - 艶歌師。かつて田鶴子と同棲していた。 益田源一(ますだ げんいち) - 死体が発見されたに隣接するの寺の寺男。日疋の引っ越し直後に自動車が来てセメントを扱っているのを目撃していた。 高井啓三(たかし けいぞう) - 珠子が結婚するまで住んでいた離れの家主。 高井千代子 - 啓三の妻。 小堀(こぼり) - 珠子が住んでいた離れの現在の借主。 下山警部補 - 所轄の捜査主任。 春日(かすが) - 所轄の刑事。
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