法福寺_(長岡市)とは? わかりやすく解説

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法福寺 (長岡市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/03 06:42 UTC 版)

法福寺
本堂
所在地 新潟県長岡市寺泊二ノ関2720
位置 北緯37度38分36.47秒 東経138度46分10.44秒 / 北緯37.6434639度 東経138.7695667度 / 37.6434639; 138.7695667
山号 寺泊山
宗派 日蓮宗
本尊 久遠実成の本師 釈迦牟尼佛
創建年 天平宝字元年(757年)頃
開山 日蓮
開基 泰澄
公式サイト http://www.houfukuji.com/
法人番号 6110005012387
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日蓮聖人獅子吼の銅像

法福寺(ほうふくじ)は、新潟県長岡市寺泊(旧寺泊町)にある日蓮宗寺院である。山号は寺泊山。旧本山は、京都妙覚寺。奠師法縁。

歴史

寺伝によれば天平宝字元年(757年)頃、越前国泰澄が現境内南方の山頂に開創したのを起源とする。当初は法華堂と号していたが、いつのころか法華寺と号すようになった。

弘仁3年(812年)、最澄が寺泊を訪れ、天台宗に改宗される。

文永8年10月21日1271年11月24日)、 佐渡配流される日蓮が途中の寺泊に到着する[1]。このとき、日本海特有であるの海風が強く、佐渡へ渡ることが出来なかったため(結果的に7日間)寺泊に逗留した。この間、時の法華寺住職が日蓮に会い心服し、自ら請いて弟子となり日傳と改名。日蓮を開山と仰ぎ、法福寺の寺号を頂いた(後日、佐渡へ渡った日蓮へ会いに行ったとき頂いたとする説もある)。なお、逗留中、日蓮は『寺泊御書』を述作するが、これに用いたを汲んだ井戸が今でもかれずに残っており、硯水の井戸 と名付けられ大切にされている。

文亀元年4月6日1501年4月23日)、火災。山頂より現在の活動拠点である中腹へと堂宇を移転する。

永正7年(1510年)、永正の乱で戦火を浴びる。

宝永3年(1706年)、日蓮が逗留された土地が石川家より寄進さる。

寛保2年(1742年)、このころの村鑑に「祖師堂。長三間半、横三間半、法福寺境内に御座候」とある。

寛延4年4月27日1751年5月22日)、祖師堂類焼する。

寛政8年6月4日1796年4月23日)、山崩れにより本堂損壊する。

文化元年(1804年)、このころ成立したと思われる風土記に、客殿、庫裡、番神堂、石鳥居、稲荷社鐘楼、法華堂跡、(現在は松食い虫の被害にあって切り倒された)松、薬医門などが法福寺にあった、と書かれている。

文政7年12月1825年1 - 2月)、良寛むら子(むら?)死去。法福寺墓地へ埋葬される。

慶応4年5月1868年6 - 7月)、水戸脱藩兵信夫善治(本名:水戸藩家老職、佐藤図書)死去。法福寺墓地へ埋葬される。

明治5年11月11日1872年12月11日)、類焼。堂宇が灰燼に帰す。

境内

  • 本堂
  • 梵鐘
  • 宝物殿
  • 観音

以下は本堂西南方に位置する飛地境内に所在。

  • 祖師堂
  • 日蓮聖人獅子吼の銅像
  • 硯水の井戸

主な行事

  • 1月3日 新年祝祷会、檀信徒総会、檀信徒新年懇親会
  • 1月25 - 31日 寒行
  • 3月彼岸中日 春季彼岸
  • 5月 - 6月頃 団参,檀信徒懇親旅行(交互隔年)
  • 6月第1土曜日 写経会
  • 6月第4日曜日 開山会
  • 8月1日 盂蘭盆会
  • 9月彼岸中日 秋季彼岸会
  • 10月中旬の友引 覚信精舎
  • 11月第2日曜日 お会式
  • 11月27日 お会式(祖師堂)
  • 12月13日 唱題会(祖師堂)
  • 12月31日 除夜の鐘
  • 毎月第3金曜日 お経会
  • 不定期 万灯講(仮称)練習

旧末寺

日蓮宗は昭和16年に本末を解体したため、現在では、旧本山、旧末寺と呼びならわしている。

  • 善行山明聖寺(長岡市寺泊上田町)

アクセス

所在地

  • 新潟県長岡市寺泊二ノ関2720

出典

  1. ^ 日潮 1730, p. 33.

参考文献

関連項目

外部リンク




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