河口湖を描いた文学とは? わかりやすく解説

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河口湖を描いた文学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 03:49 UTC 版)

河口湖」の記事における「河口湖を描いた文学」の解説

井伏鱒二新倉掘抜取材し1976年昭和51年1月から7月まで、雑誌『海』に「新倉掘抜」を連載した1986年昭和61年)に『岳麓点描』と解題され、単行本化されている。 小説家谷崎潤一郎1886年 - 1965年)の代表作細雪』には河口湖登場する「細雪」第1回及び第2回1943年1月3月の『中央公論』に掲載されたものの、陸軍報道部命令により以降連載中止となった終戦後1946年8月に『細雪上巻が、1947年2月中巻中央公論社から刊行された後、同年3月から1948年10月まで「婦人公論」に下巻相当する部分連載された後、1948年12月下巻中央公論社から刊行されている。 『細雪』は大阪船場旧家・蒔岡家の四姉妹物語であるが、作中次女幸子貞之助夫妻旧婚旅行河口湖滞在する場面描かれている。谷崎1942年9月25日南都留郡勝山村現在の富士河口湖町勝山)の富士ビューホテル滞在しており、滞在中に谷崎が妻松子の妹である渡辺重子にあてた1942年9月26日消印葉書には、「翌日27日午後5時27分に新宿駅に着く」旨が記されている。 1996年5月30日には富士ビューホテルからすぐ目の前に臨む河口湖湖畔に『細雪』の一節刻んだ文学碑建てられ除幕式が行われている。

※この「河口湖を描いた文学」の解説は、「河口湖」の解説の一部です。
「河口湖を描いた文学」を含む「河口湖」の記事については、「河口湖」の概要を参照ください。

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