沓掛温泉とは? わかりやすく解説

くつかけ‐おんせん〔‐ヲンセン〕【沓掛温泉】

読み方:くつかけおんせん

長野県中部、小県(ちいさがた)郡青木村にある温泉泉質単純温泉硫黄泉


沓掛温泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/02 04:11 UTC 版)

沓掛温泉
沓掛温泉(右手が共同浴場「小倉乃湯」)
沓掛温泉
中部地方における位置
温泉情報
所在地 長野県小県郡青木村
座標 北緯36度20分59秒 東経138度06分50秒 / 北緯36.34964度 東経138.11394度 / 36.34964; 138.11394座標: 北緯36度20分59秒 東経138度06分50秒 / 北緯36.34964度 東経138.11394度 / 36.34964; 138.11394
交通 鉄道:北陸新幹線上田駅よりバスで約45分
泉質 硫黄泉
泉温(摂氏 39 °C
宿泊施設数 3軒
総収容人員数 125名 人/日
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源泉
共同浴場横の洗い場

沓掛温泉(くつかけおんせん)は、長野県小県郡青木村にある温泉

泉質

効能

高血圧、消化器病、皮膚病神経痛筋肉痛、慢性関節リューマチ糖尿病、呼吸器疾患、不妊症、外傷、更年期障害、卵巣機能不全、肩こり、腰痛、中風など[1]

温泉街

夫神岳(おがみだけ)の西麓の標高670mの山あいの静かな環境の中、沓掛川右岸の坂を登った傍にある。田山花袋が愛したことで知られる。 温泉地は小じんまりとしており、かつては「おもとや」「かどや」「かなふや(叶屋)」の3軒の旅館があり125名の収容力があったが、かどや旅館は「日帰り温泉 くつろぎの湯」となり、おもとやは2015年に閉館して翌2016年に満山荘としてリニューアルした。共同浴場は1軒、「小倉乃湯(おぐらのゆ)」がある。温泉が地域の生活に密着しており、温泉を利用した野菜などの洗い場が共同浴場の横にある。

温泉施設は以下のとおり(2021年9月現在)[2]

  • 日帰り施設
    • 小倉乃湯 … 入浴料は大人(中学生以上)200円、小人100円、火曜日定休。
    • くつろぎの湯 … 入浴料は大人(高校生以上)300円、小人200円、月曜日定休。
  • 宿泊施設
    • 叶屋旅館
    • 満山荘

歴史

開湯は平安時代と言われる。信濃国司として赴任していた滋野親王が、当地で眼病湯治を行い効果があったので、薬師堂を建て温泉の守護神として崇め、また温泉の裏山の山容が故郷の京都の小倉山に似ていることから「小倉乃湯」と名づけたと伝えられる[3]

昭和45年3月24日 - 厚生省告示第60号により、田沢温泉とともに国民保養温泉地に指定[3]

共同浴場は1998年に改築された。

2015年11月おもとや旅館閉館。2016年4月23日、満山荘としてリニューアルオープンした。

アクセス

  • 鉄道:北陸新幹線(しなの鉄道)上田駅より千曲バス青木行きに乗車、約30分で終点へ。その後入奈良本・釜房方面行きの青木村営バスに乗り換えて約10分。「沓掛温泉」停留所下車。

観光

  • 温泉薬師堂
  • 小倉山遊歩道
  • 風穴…遊歩道の途中にある。かつては蚕種や食品の貯蔵に用いられていた穴。
  • 炭焼窯…遊歩道の途中にある。かつて白炭を焼いた窯を復元したもので、温泉が見下ろせる高台にあり屋根付きの休憩所がある。
  • 夫神岳登山道…上記炭焼窯の横に入口がある。
  • 石芋公園(野生里芋公園)…長野県指定天然記念物「沓掛の野生里芋群生地」を整備した公園。

脚注

  1. ^ 長泉町公式サイト
  2. ^ 田沢温泉・沓掛温泉(青木村役場)
  3. ^ a b 環境省(平成28年6月)田沢・沓掛温泉 国民保養温泉地計画書

関連項目

外部リンク




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