民生活用の発展と次期衛星選定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/02 08:10 UTC 版)
「タイ王国の宇宙開発」の記事における「民生活用の発展と次期衛星選定」の解説
2009年-2012年までの4ヵ年計画による機関の目標は、「国益のための地球観測技術と地理情報技術の発展と応用」とされている。そのため現有する衛星、地理情報システム、ネットワークの農業、資源管理、観光、ビジネスの分野での応用に重点が置かれている。現状では自力打ち上げ能力の開発は行っていないと見られ、情報の収集と技術育成を行うにとどまっている。また、THEOS後継機THEOS-2の開発に向けたフィージビリティ調査が2011年から開始されている。本計画ではデータ提供のみならず、分析加工を通じて商業利用してゆくことを視野に入れており、高度な利用に耐え得る高性能衛星を開発する方向性で意見交換が行われている。それに対して、日本の三菱電機では、合成開口レーダー(SAR)を搭載させ、現在開発中の日本のSAR衛星だいち2号(ALOS-2)とあわせて干渉使用やデータ互換ができるシステムを構築することで、データ取得頻度と効率性を向上させる計画を提案している。
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